たんぽぽ舎通信No.4110/国の責任問う原発訴訟、「本丸」高裁判決の行方 (labornetjp.org))をお伝えください。
予約受付番号をお知らせ致します。
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※1/28(木)講演と展示にご参加を!
鎌田 慧氏講演会「永山則夫と六ヶ所村」と展示会
日 時:1月28日(木)
第1会場と第2会場 共に 13時30分より16時
講演会の参加費:1000円 (予約必要です)
鎌田 慧氏のリアル講演会は
第1会場:東京学院ビル(貸教室・会議室内海)2階
(千代田区神田三崎町3-6-15)
鎌田 慧氏のWEB視聴は
第2会場「スペースたんぽぽ」(たんぽぽ舎内)
(千代田区神田三崎町3-1-1高橋セーフビル1F)
《展示会の会場》(無料):たんぽぽ舎会議室
主 催:いのちのギャラリー https://twitter.com/InochinoG
参加方法:予約申込制
《予約受付》いのちのギャラリー 090-9333-8807(市原)
◇上記のご案内は、会場が2ヵ所になっていることも含めて
不正確な点がありましたので、最新のビラを元に
改めて掲載致しました。
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☆ 脱原発・コロナ川柳
【再稼働不要不急だ自粛せよ】(全ての原発廃炉に)
【宣言下まじめに店閉め倒産す】(罰則?やるべきは補償でしょ)
【たたき上げたたき足りずか民たたく】(初心はどこへ)
※昨日は、メールマガジンをお休みさせていただきました。
今後もしばらくは、臨時の発信体制となります。
よろしくご理解のほど、お願い致します。
┗■1.国の責任問う原発訴訟、「本丸」高裁判決の行方
| 判決次第では、国の原発政策は行き詰まりも
| 岡田広行さん(東洋経済解説部コラムニスト)の
| 最新記事を紹介します
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
岡田広行「東洋経済オンライン」
https://toyokeizai.net/articles/-/405459
以下、「東洋経済オンライン」より一部抜粋
東京高等裁判所で予定されている2つの民事訴訟の判決が、日本の
原子力行政に根本的な見直しを迫ることになるかもしれない。
2つの訴訟とは、事故を起こした東京電力・福島第一原子力発電所の
事故で群馬県および千葉県に避難を余儀なくされた住民によるものだ。
2017年3月の前橋地裁および同年9月の千葉地裁での一審判決を
踏まえ、東京高裁で控訴審が争われてきた。それぞれ1月21日および
2月19日に判決が予定されている(原告の数は群馬訴訟、千葉訴訟で
それぞれ37世帯91人、17世帯43人)。
先行した仙台高裁の訴訟では、東電のみならず安全対策に関する
規制権限の行使を怠ったとしての国の損害賠償責任を認める判決が
2020年9月30日に出されている。
さらに今般、群馬および千葉訴訟の高裁判決で国の法的責任が
認められた場合、「国は原発の規制のあり方について根本的に見直しを
求められることになる」(仙台高裁で勝訴した「生業訴訟」原告弁護団
事務局長の馬奈木厳太郎弁護士)といわれる。
ちなみに群馬訴訟の一審の前橋地裁判決では国の法的責任が認められ
た一方、千葉地裁判決では津波の予見可能性を認めたものの、有効な
対策を取ることは難しかったとして国に法的責任はないとされた。
また、2020年12月には、大阪地裁で関西電力・大飯原発の原子炉設置
変更許可の取り消しを命じる判決が出されており、原子力規制委員会に
よる安全審査のあり方に裁判所がノーを突き付けた。
大飯原発をめぐる訴訟では、耐震安全性に関する審査が新規制基準に
のっとって実施されていないと判決で指摘された。(後略)
以下、見出しのみ抜粋
・責任を認めない国の姿勢のかたくなさ
・国の準備書面に記されたものとは?
・国や東電が恐れていること
┗■2.原発の40年超え運転が理不尽であり、
| 新規制基準が極めて不完全、規制委の審査がいい加減である
| 私たちが萎縮すれば、政府や関電の意のままの政策が
| まかり通る
| コロナによって制約された分以上の行動を、
| 創意と工夫によって創造しよう
| 「1/24関電よ老朽原発うごかすな!大集会」、
| 梅田デモにご参集下さい
└──── 木原壯林(「老朽原発うごかすな!実行委員会」)
◎ 原子力規制委員会(規制委)が、老朽原発の運転を認可したのは
2016年ですが、認可以降に、関電の原発では、トラブル、人身事故が
頻発しています。
トラブルの中でも、高温・高圧の一次冷却水が流れる蒸気発生器や
加圧器の配管の損傷はとくに深刻です。
もし、これらの配管が完全に破断すれば、冷却水が噴出し、原子炉が
空焚きになる可能性があるからです。配管の損傷は、昨年だけでも、
高浜3および4号機の蒸気発生器伝熱管、大飯3号機の加圧器スプレイ
配管で発見されています。
◎ 蒸気発生器伝熱管の減肉・損傷を生じさせた原因物質について、
関電は、配管内で自然発生した鉄さびの塊であると発表しています
(1月6日)。
鉄さびの塊や腐食で生成した金属の破片などが、冷却水の流れに
乗って原子炉内を高速でかけ巡って、配管を損傷させているのです。
このような異物は、原発が老朽化すればどんどん増えます。
運転開始後40年をはるかに超える圧力容器を持ち、更新後25年を
超えた蒸気発生器を持つ高浜1、2号機、美浜3号機が安全な筈が
ありません。
それでも、規制委はこれらの老朽原発の運転を認可しているのです。
原発の40年超え運転が理不尽であり、新規制基準が極めて不完全で、
規制委の審査がいい加減であることを示しています。
◎ 規制委審査のいい加減さを端的に指摘したのが、去る12月4日に
大飯原発3、4号機の設置許可取り消しを命じた大阪地裁判決です。
規制委は、原発運転の認可にあたって、基準地震動として過去の
地震の大きさの平均値を採用し、原発の耐震性は平均値に見合った
もので可としています。
大阪地裁は、これは、「バラツキ」を考慮していず、過小評価で
あるとしたのです。この判決に従えば、同様な方法で推定された老朽
原発敷地の基準地震動も過小評価していることになります。
◎ 一方、関電に関して、1昨年発覚した原発マネーに係わる不祥事の
調査は,未だに納得できるものではなく、関電が企業体質を抜本的に
改善したとするにはほど遠い状態にあります。
さらに、関電は、使用済み核燃料中間貯蔵候補地を福井県外に探す
とした約束を2度(2018年末、2020年末)もホゴにしています。
このように、関電が原発を運転するに足る資質、体制、企業倫理を
持たたないことは明らかです。
◎ しかも、今、新型コロナウイルスの感染が拡大し、終息の兆しも
見えません。
この中で、無責任きわまりない関電によって超危険な老朽原発が
稼働され、重大事故を起こしたら、集団避難のバスの中で、長期に
わたる避難生活の中で、ウイルスの感染を防ぐことは不可能です。
それでも関電は、コロナはないかのごとく老朽原発再稼働を企てて
います。許してはなりません。今、私たちの運動はコロナの制約を
受けていますが、私たちが萎縮すれば、政府や関電の意のままの政策が
まかり通ることになります。
コロナによって制約された分以上の行動を、創意と工夫によって創造
し、老朽原発再稼働を阻止し、それを突破口に、原発のない、人の命と
尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!
◎ 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、以下の集会を呼びかけて
います。皆様のご参集をお願いいたします。
名 称:「関電よ老朽原発うごかすな!大集会」
日 時:1月24日(日)13時30分
場 所:関電本店前(大阪市:地下鉄肥後橋駅/京阪中之島線渡辺橋駅)
行 動:14時15分まで集会後、西梅田公園まで徒歩で移動し、
西梅田公園から梅田までデモ行進(約75分)
ご参集の皆様に、コロナ感染防止のために、以下をお願いします。
・マスクあるいはフェースガードは必ずご着装下さい。
・大声での私的会話は避けてください。
・個人と個人の間隔は出来るだけ空けて下さい。
・除菌薬を用意してありますので、ご活用下さい。
なお、コロナの中でも、集会、デモは元気よくおこないたいと考えます。
・鳴り物、旗指物、ポスター、携帯拡声器、などを
お持ちの方は、ご持参下さい。
┗■3.「ゼロエミッション=電動車」は深刻な誤解
| 災害大国日本で「内燃機関からの脱却」が悪手といえる理由
自然災害の多い日本において、「停電になったら家庭も
| 自動車もすべてブラックアウト」…
| メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.「ゼロエミッション=電動車」は深刻な誤解
災害大国日本で「内燃機関からの脱却」が悪手といえる理由
自然災害の多い日本において、「停電になったら家庭も
自動車もすべてブラックアウト」
1/19(火)8:10配信「BUSINESS INSIDER JAPAN」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f6e96760fc13795fb3d09a64d9ad47f7270b4df
┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆2/5(金)函館市大間原発差し止め裁判及び報告・講演会のお知らせ
日 時:2021年2月5日(金)口頭弁論:東京地裁
15時から裁判報告と講演会
会場:参議院会館講堂 16時から18時
1.講演「核燃サイクルはデタラメ、危険かつ平和に反す」
内藤新吾「宗教者核燃裁判」原告団事務局の一人
2.弁護団報告「大間原発の敷地内にある活断層について」
只野 靖弁護士
主 催:大間原発反対関東の会事務局(イロハネット)
090?6517?3341(山本)
今回の講演の講師の内藤さんは昨年12月に宗教者が核燃サイクル
廃止を求めて始めた裁判(宗教者核燃裁判)の事務局の一人です。
現在牧師で、原発問題に関心を持たれたきっかけは教会に来る原発
労働者との出会いだったそうです。
多様な視点から原発問題を捉えた著書もあります。
核燃サイクルを廃止する事は世界で初めてフルMOX燃料を燃やそう
としている大間原発の建設を止めることと繋がります。
どうぞご参加ください。
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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
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