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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 2020.6.19
_________________________________________________________『週刊金曜日』
暖かくなってきました。オリジナル9条Tシャツ発売中です。
https://kinyobi.official.ec/
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】近刊のご案内
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■朝鮮戦争70年
私たちはなぜ、1950年を記憶していないのか
日本人が忘却した 特需と後方支援
“「戦後の焼け野原から復興し、経済大国になった戦後日本」「戦前の軍国主義国家から
、平和国家に生まれ変わった戦後日本」……。戦後日本に関する「定番」の物語には、何
か重要なことが抜け落ちていないだろうか。
とりわけ、1950年からの朝鮮戦争が日本に何をもたらしたのか、日本社会はどのよう
な変化を遂げたのか、どのように戦線の後方で兵站を担ったのか。それらを都合良く忘却
してしまったのではないか。
上の写真は朝鮮戦争勃発の翌日(1950年6月26日)、活況に沸く東京証券取引所の
光景である。隣国で同族同士が血を流し合うなか、戦争がもたらす好景気の兆しに活気づ
く日本人たちの姿。現在の日本は、70年前のこの光景の延長線上にある。
戦後の日本は、どのような道を歩んできたのか、これから訪れるであろう世界的な経済危
機の中でどの道を選ぶのか。再び「どこかで戦争が起こる」ことを期待するのか。70年前
のこの光景と向き合いながら、考えたい。”
●なぜこの街に朝鮮戦争の「メモリアルクロス」が
私たちの育った街は、朝鮮戦争の兵站基地だった
鼎談 前田哲男×崔善愛×植松青児
生還困難な戦地に送られる黒人部隊。港に運び込まれる遺体。朝鮮戦争の出撃拠点、かつ
ては日本の侵略戦争の拠点だった福岡県小倉市(現・北九州市)。それぞれ大人になる前
にこの街で育った3人が、戦争とともにあったこの街の歴史と向き合い直す。
●日本企業の社史に、朝鮮特需はどう書かれているか
朝鮮戦争特需に対する「痛みの感覚」の欠如
斎藤貴男
朝鮮戦争の特需は多くの日本企業に躍進の契機を与えた。そのことに言及した企業の社史
から、筆者は「痛みの感覚の欠如」を感じ取る。それは、自らの努力だけで戦後復興と経
済大国を成し遂げたという「勘違い」と表裏一体だと筆者は指摘する。
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【2】 編集長後記
「アベノマスク」受注でにわかに注目された福島市のユースビオ。その社長宅が契約当
時競売中だったことがジャーナリスト・三宅勝久さんの取材で明らかになった。
厚生労働省との巨額の契約が成立。ユースビオに入金後、競売は取り下げられたという
。そもそもユースビオは「役員は社長1人。実績不明、看板も電話番号の届けもない」会
社。なぜそこにタイミングよくアベノマスクの仕事が舞い込んだのだろう。謎は深まるば
かりだ。詳しくは今週号のアンテナ欄をご覧下さい。
持続化給付金事業の委託や外注事業をめぐる疑惑は、先週号に引き続いて片岡伸行さん
の「追及!政権腐敗」シリーズで取りあげている。あまりにお粗末で怒りを通り越してあ
きれるばかりだ。なぜこんなひどいことがまかり通っていたのか、今週号、佐々木実さん
の「経済私考」を読むと理解できる。また、公的サービスを「民」に委ねることについて
ずっと言われ続けてきたこと、ある通念に、佐々木さんは疑問をはさむ。“目から鱗”だ
った。(小林和子)
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【3】2020年6月26日(1286)号予告
【特集】家族を引き離す日本の難民政策
人権無視の「強制退去違反罪」等を入管法に新設か
西中誠一郎/スティーブン・マキンタヤ/織田朝日/樫田秀樹
【防衛】●米国のためにあわや秋田・山口が犠牲に?!
無理筋だったイージス・アショア計画 半田滋
【国際】●北朝鮮はなぜ連絡事務所を爆破したのか?
20年前の6・15以前に逆戻りした南北関係 文聖姫
【戦後補償】
●元「慰安婦」支援の「正義連」問題とは何か?
日本が被害当事者に果たすべき責任に変化はない 吉方べき
●ナヌムの家への支援金、元「慰安婦」らに適切に渡らず
私服を肥やしたのは誰か? 施設運営にも問題点 金東仁
【追及!政権腐敗】
●赤木さん自死再調査と佐川喚問求める48万署名の重み
私物化疑惑の原点「森友問題」の真相究明を 片岡伸行
【くらし】●巣ごもり生活の経済への影響は深刻
だから感染拡大を繰り返してはならない 垣田達哉
【国際】●新龍中国 中国政府が過剰反応した
香港「入試問題」 和仁廉夫
【メディア】●メディアウオッチ 早川タダノリ/臺宏士
【ぶんか】●鈴木邦男 ハンセイの記
【続き読み物】●「この男イヤだ」 石坂啓
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|雨宮処凛
●金曜アンテナ
●政治時評|長谷川綾
●経済私考|浜矩子
●肯わぬ者からの手紙|山口泉
●櫂未知子の金曜俳句
●言葉の広場/論考
●猫様|想田和弘
●さらん日記
●原発情報
●話の特集|矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等
●貧困なる精神|本多勝一
●ヒラ社長が行く|植村隆
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】近刊のご案内
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■朝鮮戦争70年
私たちはなぜ、1950年を記憶していないのか
日本人が忘却した 特需と後方支援
“「戦後の焼け野原から復興し、経済大国になった戦後日本」「戦前の軍国主義国家から
、平和国家に生まれ変わった戦後日本」……。戦後日本に関する「定番」の物語には、何
か重要なことが抜け落ちていないだろうか。
とりわけ、1950年からの朝鮮戦争が日本に何をもたらしたのか、日本社会はどのよう
な変化を遂げたのか、どのように戦線の後方で兵站を担ったのか。それらを都合良く忘却
してしまったのではないか。
上の写真は朝鮮戦争勃発の翌日(1950年6月26日)、活況に沸く東京証券取引所の
光景である。隣国で同族同士が血を流し合うなか、戦争がもたらす好景気の兆しに活気づ
く日本人たちの姿。現在の日本は、70年前のこの光景の延長線上にある。
戦後の日本は、どのような道を歩んできたのか、これから訪れるであろう世界的な経済危
機の中でどの道を選ぶのか。再び「どこかで戦争が起こる」ことを期待するのか。70年前
のこの光景と向き合いながら、考えたい。”
●なぜこの街に朝鮮戦争の「メモリアルクロス」が
私たちの育った街は、朝鮮戦争の兵站基地だった
鼎談 前田哲男×崔善愛×植松青児
生還困難な戦地に送られる黒人部隊。港に運び込まれる遺体。朝鮮戦争の出撃拠点、かつ
ては日本の侵略戦争の拠点だった福岡県小倉市(現・北九州市)。それぞれ大人になる前
にこの街で育った3人が、戦争とともにあったこの街の歴史と向き合い直す。
●日本企業の社史に、朝鮮特需はどう書かれているか
朝鮮戦争特需に対する「痛みの感覚」の欠如
斎藤貴男
朝鮮戦争の特需は多くの日本企業に躍進の契機を与えた。そのことに言及した企業の社史
から、筆者は「痛みの感覚の欠如」を感じ取る。それは、自らの努力だけで戦後復興と経
済大国を成し遂げたという「勘違い」と表裏一体だと筆者は指摘する。
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【2】 編集長後記
「アベノマスク」受注でにわかに注目された福島市のユースビオ。その社長宅が契約当
時競売中だったことがジャーナリスト・三宅勝久さんの取材で明らかになった。
厚生労働省との巨額の契約が成立。ユースビオに入金後、競売は取り下げられたという
。そもそもユースビオは「役員は社長1人。実績不明、看板も電話番号の届けもない」会
社。なぜそこにタイミングよくアベノマスクの仕事が舞い込んだのだろう。謎は深まるば
かりだ。詳しくは今週号のアンテナ欄をご覧下さい。
持続化給付金事業の委託や外注事業をめぐる疑惑は、先週号に引き続いて片岡伸行さん
の「追及!政権腐敗」シリーズで取りあげている。あまりにお粗末で怒りを通り越してあ
きれるばかりだ。なぜこんなひどいことがまかり通っていたのか、今週号、佐々木実さん
の「経済私考」を読むと理解できる。また、公的サービスを「民」に委ねることについて
ずっと言われ続けてきたこと、ある通念に、佐々木さんは疑問をはさむ。“目から鱗”だ
った。(小林和子)
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【3】2020年6月26日(1286)号予告
【特集】家族を引き離す日本の難民政策
人権無視の「強制退去違反罪」等を入管法に新設か
西中誠一郎/スティーブン・マキンタヤ/織田朝日/樫田秀樹
【防衛】●米国のためにあわや秋田・山口が犠牲に?!
無理筋だったイージス・アショア計画 半田滋
【国際】●北朝鮮はなぜ連絡事務所を爆破したのか?
20年前の6・15以前に逆戻りした南北関係 文聖姫
【戦後補償】
●元「慰安婦」支援の「正義連」問題とは何か?
日本が被害当事者に果たすべき責任に変化はない 吉方べき
●ナヌムの家への支援金、元「慰安婦」らに適切に渡らず
私服を肥やしたのは誰か? 施設運営にも問題点 金東仁
【追及!政権腐敗】
●赤木さん自死再調査と佐川喚問求める48万署名の重み
私物化疑惑の原点「森友問題」の真相究明を 片岡伸行
【くらし】●巣ごもり生活の経済への影響は深刻
だから感染拡大を繰り返してはならない 垣田達哉
【国際】●新龍中国 中国政府が過剰反応した
香港「入試問題」 和仁廉夫
【メディア】●メディアウオッチ 早川タダノリ/臺宏士
【ぶんか】●鈴木邦男 ハンセイの記
【続き読み物】●「この男イヤだ」 石坂啓
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|雨宮処凛
●金曜アンテナ
●政治時評|長谷川綾
●経済私考|浜矩子
●肯わぬ者からの手紙|山口泉
●櫂未知子の金曜俳句
●言葉の広場/論考
●猫様|想田和弘
●さらん日記
●原発情報
●話の特集|矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等
●貧困なる精神|本多勝一
●ヒラ社長が行く|植村隆