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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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悪魔の予約(リザーブ) 弓場清孝

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 二日にわたって、石井四郎が率いる(関東軍防疫給水部本部「第731部隊」が、どのような意図を持って、中国人、ロシア人、モンゴル人、朝鮮人、(一部、米国人)の人たちを捕らえ、悪魔と何ら変わらい、人間が生きたままの生体実験を繰り返したのか、私は新版「悪魔の飽食」のページを進めるごとに、驚きを禁じ得ない。

 こうした、生体実験には各班から解剖したての新鮮な臓器のリザーブがあったという。そして、実験には医学上で考えられるあらゆる方法が用いられている。今日は転載はしないが、生体解剖には標本採取で、とびきりいきのいい臓器や脳、人間が伝染病に罹患した場合、心臓がどのように肥大するか、しないか、病気感染の標本採取だけではない、一つの薬物、動物の血液、空気、おおよそ、人間が考えつく、あらゆる物質が「マルタ」に注入された。これらを注入すると人間の身体の諸器官はどのようなプロセスを経て悶絶に至るのか・・・空気注射は死を招くと解っていても、より詳細な経過に隊員たちは興味を持った・・

 煙を大量に肺に送り込んだ場合はどうか?・・・毒ガスの場合は?糜爛性のものが胃に入った場合は?高速遠心分離機に生きたマルタを入れて回転させれば、内臓はどのような変化を起こし、悶絶死に至るか・・

 そうした、あるときに宮様が突然に部隊を訪問されたと、・・このことは後日に記事にしよう・・(つづく)

2020年6月19日
船橋市海神:弓場清孝


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