今日もわたしは
流木に腰掛けて
海と空とを見飽きることがない
海に降る春雨のいとおしさ
嵐だとなおいいのに
この反骨者の敗残者には
海一面には
過去からの漂流物と
未来からの見えないボトルメール
もう日本中のどこを探しても
見つからない磯の香り
この海岸で懐かしい自分がいる
絶望の旅路にもいつか終りが来る
この海鳴りの果てで
たとえ放射能まみれだろうと
磯の香を胸一杯吸い込んでいたい
流木に腰掛けて
海と空とを見飽きることがない
海に降る春雨のいとおしさ
嵐だとなおいいのに
この反骨者の敗残者には
海一面には
過去からの漂流物と
未来からの見えないボトルメール
もう日本中のどこを探しても
見つからない磯の香り
この海岸で懐かしい自分がいる
絶望の旅路にもいつか終りが来る
この海鳴りの果てで
たとえ放射能まみれだろうと
磯の香を胸一杯吸い込んでいたい