地球も自分も
重い病に苦しんでいる
病んでいるというよりももう瀕死寸前
地球はあまりも広大なので
なかなか人目に触れることは少ないが
何処でも彼処でも
奇形児しか生まれなくなりつつある
自分はあまりにちっぽけな存在なので
もう誰も相手にさえしてくれない
この秋が終わる頃には
すべての決着がつくだろう
地球や人類の終わりか
一本の紫煙となって
あの世へとおさらばなのかどうか
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九月の詩(9) 瀕死寸前
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