<森喜朗神国論、今五輪崩壊、安倍退陣でも広島浮上せず> 高度経済成長期に世の中に飛び出した日本人は、相応の希望と夢があった。今どうだろうか。戦前の国粋主義者で、A級戦犯の岸信介を信奉する清和会・森喜朗が「日本神国論」という、今日では反吐が出るような国家論を披歴した後から、日本は呪われて墜落する一方である。
朝鮮半島の前世紀の李王朝時代の神国論はさもありなん、と史実を受け入れることが出来るが、21世紀においても、錯覚と幻惑がないまぜの神国論を受け入れることは、人々が呪われて狂わない限り、不可能であろう。
電通と森の五輪がコロナで崩壊、ようやく安倍の神国論から解放されたものの、被爆地広島の内閣は、夢幻と消えてしまった。新たな政治後継者の菅義偉は、田布施の政治後継を自認している。
呪われたような日本である。現役時代は楽しく適当に優雅な人生を送ってきた御仁でさえ、いまは「年金が半分になったら生きられなくなる」と本気で不安を口にし出した。
なけなしの日本人の資産である年金を、株買いに投入した安倍暴政を、菅は踏襲するという。さらに被爆国でありながら、そして311を強いられた国でありながら、悪魔のエネルギーである原発推進に狂奔するという後継者、まさに呪われた神国に変化は起きない。
恐ろしくも不安をかき立てる、呪われた神国論の継続に、それでも全く覚醒しない言論界・永田町・霞が関に言葉も出ない!
<悪魔の原子力規制委員会が核爆発をいまだに水素爆発と発信> 昨日NHKは、それこそ神国論を踏襲している原子力ムラを主導している原子力規制委員会が、東芝3号機の核爆発を、依然として「水素爆発」と嘘の情報を垂れ流したことに驚いて、以下に掲載添付することにした。
311からもう10年目である。3号機爆発の検証を、これからするというのだ。内外の学者は、東芝製の呪われた3号機の爆発炎上場面を、映像でしかと見ることが出来る。
ネットに無知な筆者でも、当時、息子が3号機爆発のキノコ雲を見せてくれたので、米国などの学者の指摘に納得した。
当然、政府や東電は、それを受け入れているものだと信じていたのだが、実は呪われた原子力規制委員会の、極めて政治的な配慮と判断によって、3号機も、1号機2号機と同じ水素爆発だと決めつけた。そもそも東芝製であることも隠ぺいしたままである。10年目になっても、呪われた規制委員会と安倍報道に徹したNHKも、主権者たる日本国民を欺いて、虚報を流している。
当時の菅直人や枝野幸男らも、詳しく知っているが、それでいて沈黙していることから、民主党の前途も展望が開けることがない。支持率が証明している。反省と謝罪のない政治屋・政党を、国民が大挙して支援することはない。消費税で大嘘をついた野田豚もそうだが、枝野も反省と謝罪が不可欠だ。
おなじく東芝の態度である。3号機責任について、今も沈黙している。わが息子の東芝・医療事故からだと、もう10年経った。それでも反省も謝罪もしない。電通の威力で封じ込んだと思い込んでいるが、そうはいかない。
<福島3号機核爆発という国際社会の常識をNHKがまたまた虚報> 呪われた神国論者にとっての致命的な失敗は、311の東電福島原発の爆発瞬間場面を、映像がしっかりと撮影されていたことである。
もう一つは救援に駆け付けた米空母の兵員までが被曝して、そのことで米国で裁判が行われている。この二つの点で、日本政府も東電も嘘をつき続けることは、不可能なのである。
改めて、311事故を我が身に照らし合わせて、即座に原発ゼロに踏み切ったドイツ政府に敬意を表したい。ドイツには、日本と違って、ヒトラーまがいのまじないが消滅していることの証である。
日本では、いまだに神社神道に傾倒する無知な民と、そこから生活の糧を得る悪しき宗教者が、宗教法人として存在、弱々しい民をたぶらかせている。
戦前の国家神道を容認する清和会政治と、神がかりの洗脳から解放されない一部の人たち、それを悪用する財閥1%によって動かされる、呪われた政治から解放されないと、この国に展望が開けることは困難であろう。
第一、54基もの原発の廃炉と使用済み核燃料の処分に、どんなに血税を投入しようが解決の目途は断たない。譬え戦争でも、これをチャラにすることは不可能である。1945年の敗戦よりも、これの始末に数百年はかかることになろう。
さらに問題は、こうした正論が新聞テレビで報道されることはない。電通支配が消滅した後、どうなるのかも不明なのだ。
<東芝製3号機からキノコ雲・上空からの落下物・炎は核爆発> 日本国民は、もう一度、東芝製のMOX燃料使用の3号機の爆発炎上する瞬間映像を見てほしい。昨夜改めて見たのだが、胸が凍えるように押さえつけられた。右翼の人たちにも見てもらいたい。清和会・田布施の人たちにも見てもらいたい。
そのうえで「福島はアンダーコントロールされている」との安倍の大嘘で手にした東京五輪に、全く大義がないことが理解できる。自滅は自業自得である。
安倍は辞意を表明しながら、核や敵基地攻撃の軍拡に躍起になっているが、彼の命に神風は吹かない。五輪の死と安倍の寿命に関心はないが、はっきりしてることは、呪われた神国論の下での日本再生はないということである。
「福島第一原発3号機 水素爆発は複数回の可能性 詳しく検証へ」
(NHK 20209/4)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200904/k10012599551000.html
福島第一原子力発電所の事故の調査を行っている原子力規制委員会は、水素爆発を起こした3号機について複数回爆発が起きた可能性があるとの見方を示し、今後詳しく検証することになりました。
東京電力福島第一原発では9年半前の事故の際、原子炉の核燃料が溶け落ちて水素が発生し、1号機と3号機は水素爆発を起こして建物が大きく壊れました。
去年秋から事故原因などの調査を再開した原子力規制委員会は、3日、3号機について議論を行い、これまでに実施した建物内部の調査や爆発の映像の分析から、爆発が1回だったと見られる1号機と異なり、3号機では複数回発生していた可能性があるとの見方を示しました。
建物内部.壁や天井、はりの壊れ方などから、爆発は最上階の5階および4階でおきた可能性が高いとしています。規制委員会では今後、発生した水素量や発火のタイミングなど、爆発の検証を続け、ほかの原発の安全対策などにつなげたい考えです。
2020年9月6日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)