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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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たんぽぽ舎メルマガ NO.3976~「地震想定はやはり過小評価だった」

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3976】
2020年7月6日(月)地震と原発事故情報-
   4つの情報をお知らせします 転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.「地震想定はやはり過小評価だった」
   「断層の切り捨ては許されない」
   「想定しない根拠だけ述べる『航空機落下』」
   「重大事故時の人員配置計画は絵に描いた餅」など27項目
   『六ケ所再処理工場』
   新規制基準適合性審査へのパブリックコメント
   7/4「山崎ゼミ」の資料レジメから見出しの紹介
                山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.元京都大学助手の荻野晃也先生が6月29日朝逝去されました
   心よりお悔やみ申し上げます
      渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)
★3.田中和徳復興相、理解不足?避難解除の新要件検討中なのに
   「考えが変わることはない」…ほか
   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
                 黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より2つ
  ◆福島第一汚染水 放出案 「薄めればいくらでも流せる」
   総量規制なし「他の公害並みに」原発排水だけ長年特別扱い
   トリチウム以外にも放射性物質 地元に不信感「説明不足」
   経産省「聞かれなければ答えず」
     (7月5日東京新聞20ー21面「こちら特報部」より抜粋)
  ◆「小池圧勝」速報に違和感 熱気なき再選を生んだ
   他候補の主張奪った メディアの「忖度」気質
             (7月6日発行「日刊ゲンダイ」3面
             「女帝 小池百合子」著者 石井妙子)
━━━━━━━ 
※9・6大集会実行委員会からお知らせ
 <9・6大集会>→「うつぼ公園」に決定です。
 本日、第一候補の「うつぼ公園」をおさえることができました。
 従いまして<9・6大集会>は、うつぼ公園での開催となります。

 9・6(日)老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
・と き:13:00   ※デモ出発14:30
・ところ:うつぼ公園(大阪市西区/地下鉄「本町駅」下車)
・主 催:「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」実行委員会
━━━━━━━ 
※7/13(月)岩垂さん連続講座第4回にご参加を!

 10回連続講座「日本人は核にどう向き合ってきたか
        被爆75年、核廃絶運動を顧みる」
 第4回「原水禁運動の分裂と抗争」

 講 師:岩垂 弘さん(ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員)
 日 時:7月13日(月)14時より16時30分
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円〔5回券(3000円)を発行しています。
 1回600円となります〕

  8月は、お休みです。
 ☆第5回…9月14日(月)「原水禁運動の統一と空前の高揚へ」
 ☆第6回…10月12日(月)「84問題と原水禁運動の再分裂」

 ※上記の学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。
  ・会場入り口に手指消毒用ボトルを用意します。
  ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。
  ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。
  ・「密集」しないように着席していただきます。
  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
━━━━━━━ 
※訂正1つあります。
 6/4発信の【TMM:No3975】★3「河井前法相事件の主犯は安倍首相と
 二階幹事長」の2つめの段落で、
 正:首相は案里氏が出馬した2019年7月の参院選広島選挙区
 誤:首相は案里氏が出馬した2007年7月の参院選広島選挙区
   筆者の浅野健一氏より連絡がありました。
   おわびして訂正いたします。
━━━━━━━ 
 
┗■1.「地震想定はやはり過小評価だった」
 |  「断層の切り捨ては許されない」
 |  「想定しない根拠だけ述べる『航空機落下』」
 |  「重大事故時の人員配置計画は絵に描いた餅」など27項目
 |  『六ケ所再処理工場』
 |  新規制基準適合性審査へのパブリックコメント
 |  7/4「山崎ゼミ」の資料レジメから見出しの紹介
 └────  山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 全部で16頁の資料ですが、見出しだけを載せます。

1.新規制基準適合性審査は「何も」していない
2.リスクベネフィットはもっと深刻
3.技術的能力の欠如
4.原燃の経験とは事故の経験のこと
5.審査は一部のみ実施され他の部分は審査済とされた
6.火災対策の欠陥
7.「可燃性の資材を使ってもかまわない」危険施設
8.地震想定はやはり過小評価だった
9.断層の切り捨ては許されない
10.耐震重要度分類の誤り
11.地盤の評価も失格
12.津波評価はゼロ
13.外部からの衝撃とは何か
14..火山評価の欠陥
15.外部火災評価が甘い
16.想定しない根拠だけ述べる「航空機落下」
17.「その他の自然現象」で「過去の観測記録」に基づく対策は不十分
18.「自然環境の組合せ」に「津波」がなく周辺火災との組み合わせの
  影響評価が恣意的
19.再処理施設への不法な侵入をまともに考慮しない
20.火山灰は除去できるのか
21.臨界事故は無対応
22.特重的施設・設備の欠落
23.蒸発乾固の対策はどこにある
24.いわゆるテロ対策のおかしさ
25.審査側の誘導で通る審査とは何か
26.審査は規制委の要求で追加された機能を審査した
27.重大事故時の人員配置計画は絵に描いた餅

この資料をご希望の方はたんぽぽ舎に連絡をお願いします。
資料1部200円プラス送料100円=300円
連絡先
電 話:03-3238-9035 FAX:03-3238-0797
メール:nonukes@tanpoposya.net

┗■2.元京都大学助手の荻野晃也先生が6月29日朝逝去されました
 |  心よりお悔やみ申し上げます
 └──── 渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

 京都大学でご同僚であり、反原発運動で長く共に活動され、最近では
京都府へのXバンドレーダー配備反対運動でも共に闘ってこられた、
山田耕作さんからの訃報メールを紹介いたします。

-----Original Message-----
◎皆様 山田耕作です。
 残念なお知らせです。荻野晃也さまが6月29日朝逝去されました。
1973年から開始された 伊方原発の認可取り消し住民訴訟の住民側の
特別弁護補佐人として、1976年からは 「地震の危険性」に関する住民側
証人としても奮闘されました。
 原子核物理学の 実験が専門でしたがほとんど独学で、当時進展中の
活断層説に基づく地震学を駆使して原子力推進側の専門家・地震学者の
古い地震学を論破されました。
 例えば伊方原発近くに存在する世界最大の活断層である「中央構造線」
の危険性を指摘して「地震大国の日本に原発は建設すべきで はない」と
主張されました。
 残念ながら1992年に原発の危険性を主張する伊方住民の訴えが最高裁
で敗訴確定した。

◎ その判決の誤りの結果は2011年の福島原発事故として大被害を
もたらしたので。
 伊方判決後、荻野氏は電磁波問題を中心に放射線被曝の危険性を研究
し、住民たちの電磁波に対する反被曝の闘争を支持し、理論面での中心
として活動されました。
 今日の日本では電磁波問題に関する貴重な科学者でした。

◎ イージスアショアについても各地で講演されました。
 住民を支える科学者としての荻野晃也さんの献身的な活動に感謝し
 ご冥福をお祈りします。
(たんぽぽ舎に届いた渡辺悦司氏からのメールを転載致しました)
 
┗■3.田中和徳復興相、理解不足?避難解除の新要件検討中なのに
 |  「考えが変わることはない」…ほか
 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.田中和徳復興相、理解不足?
  避難解除の新要件検討中なのに…「考えが変わることはない」
  7/4(土)16:45配信「河北新報」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5faff44bcec394decbc518c2d4149fb94b0669f

2.ドイツが「脱石炭」決定 今後18年で、脱原発も推進
  7/4(土)6:31配信「共同通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4460ab509ce3517206e1e7ea020a8f5f1a7d704f

┗■4.新聞より2つ
 └──── 
 ◆福島第一汚染水 放出案 「薄めればいくらでも流せる」
  総量規制なし「他の公害並みに」原発排水だけ長年特別扱い
  トリチウム以外にも放射性物質 地元に不信感「説明不足」
  経産省「聞かれなければ答えず」

〇 東京電力福島第一原発でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む
処理した汚染水の放出問題。「トリチウム水」などとトリチウム以外は
含まないかのような呼び方がされているが、実は他にも放射性物質が
含まれる。
 経済産業省や東電は最終的には濃度を薄めて放出するため問題ないと
繰り返すばかり。
 地元などから強い反対の声が出る中でも意見募集など手続きは進む
が、放出には根本的な問題が残されている。
 「放出について市民の意見を聞くなら、先にきちんと説明をすべき
ではないか」5月、経産省、原子力規制委員会、東電の担当者を集めた
「原発ゼロの会」のヒアリング。同会事務局長の阿部知子衆院議員
(立民)は、こう訴えた。

 阿部氏が問題としたのは汚染水の処理方法をめぐる政府小委員会の
意見公募(今月15日まで)で、提示された資料の中に東電側が新たに
調査対象に加えた放射性炭素が含まれておらず、それを記載しない
理由も説明していないことだ。(中略)

〇 阿部氏は憤る。「トリチウム以外にも問題となる放射性物質が多く
含まれるのに、きちんとした説明がないまま手続きが進められている。
根底に不信感がある。ホームページでデータを出しても、説明したこと
にはならない」(中略)

〇 だが、福島原発事故で放射能汚染が起き、2012年6月に環境基本法
から除外規定が削られ、大気汚染や水質汚濁防止法など4つの法律
からも削除された。
 「放射性物質も公害とみなされ、排出に規制基準を設け、罰則で
違反を取り締まったり環境基準を定めなくてはならなくなった。なのに
8年たつ今も見直しが進んでいない」と山本氏は訴える。土壌汚染
対策法に至っては、除外規定が残ったままだ。(中略)

〇 東京経済大の礒野弥生名誉教授(環境法)は「福島原発事故前は
原発を推進する経産省が規制もするおかしな状態だったが、事故後
ようやく規制が環境省に移った。なのに結局、事故前と同じ通常
運転時の規制しか行われていない」と指摘し、こう訴える。
 「そもそも原発事故時の大量の放射性物質を放出した影響は分かって
おらず、放出すべきではない。他の公害物質と同じように、環境
基本法にのっとって環境基準を定め、総量規制など規制基準を作り、
取り締まるべきだ」 (7月5日東京新聞20-21面「こちら特報部」より抜粋)

 ◆「小池圧勝」速報に違和感 熱気なき再選を生んだ
  他候補の主張奪った メディアの「忖度」気質
 午後8時の時報と同時に「小池百合子再選、圧勝」とテレビは型
どおりに報じた。(中略)
 むしろコロナが政治利用されたと感じられてならない。(中略)
 結果的にテレビ局は、討論会そのものを一度も開かなかった。なぜ、
残りの候補者だけで討論会をし、報じなかったのか。(中略)
 小池氏がテレビ討論を嫌がったのであれば、その真の理由は、
他候補からの厳しい質問に答える自信がなかったからではないか。
   (中略)
 1兆円あった都の貯金にあたる財政調整基金は、小池都政下でほぼ
使い果たした。(中略)
 自分の政治生命を都民の生命よりも優先する彼女の
「自分ファースト」は今後も続くことだろう。
 都民は今後、厳しい目で監視しつつ、彼女を選んだのは自分たちで
あるという事実もまた、決して忘れてはならないと思う。
             (7月6日発行「日刊ゲンダイ」3面
             「女帝 小池百合子」著者 石井妙子)

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