たんぽぽ舎です。
2020年5月22日(金)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
★1.世界の原発はCOVID-19パンデミックでも
高いリスクを背負って稼働し続けている
米国とウクライナの状況 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.「マ・カ・セ・テ」で、外に出ながら発症を減らそう
マ:マスク、カ:漢方、セ:接触を避け、テ:手洗い
小若順一(食品と暮らしの安全基金)
★3.給付金、まだ書類も届かず(安倍自公政権おそい)
協力金、わずか3%のみ(小池都知事おそい)
アベノマスク2枚もまだ届かず、電話してもつながらず
柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★4.女川原発5キロ圏内の住民が30キロ圏外の避難先まで移動
するのに平均50時間 宮城県試算 対策なしなら5日以上…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞より1つ
◆未来なき再処理工場 太平洋戦争末期にそっくりじゃ
(5月21日発売「日刊ゲンダイ」
「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議17」より抜粋)
━━━━━━━
☆ 脱原発川柳【原発停止これが民意だ常識だ】乱 鬼龍 転載歓迎
時 事 川柳【2枚のマスク歴史に刻む恥さらし】 八金
━━━━━━━
※5/27(水)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ
「食べ物が劣化する日本」命をつむぐ食と安心な食を次世代へ
お 話:安田節子さん(食政策センター ビジョン21主宰)
日 時:5月27日(水)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 〔講師のお話は19時より〕
☆定員15名です。5/22現在、12名の予約です。
予約申し込みは、たんぽぽ舎のTEL 03-3238-9035か
メール nonukes@tanpoposya.net へ
ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。
☆「新型コロナウイルス」対策を致します。
・会場に手指消毒用ボトルを用意します。
・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。
・窓をこまめに開けて換気に配慮します。
・「密集」しないように着席していただきます。
・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
┗■1.世界の原発はCOVID-19パンデミックでも
| 高いリスクを背負って稼働し続けている
| 米国とウクライナの状況
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
世界のいくつかの地域では原発の警戒レベルが上がっている。
当然ながら運転員に感染が広がれば、原発が止まるだけでなく極めて
危険な事態を引き起こす可能性もあるので、警戒レベルが最高水準に
引き上げられていると思われる。
そのうち米国とウクライナの状況を「世界原子力協会ニュース
レター」に掲載された記事から紹介する。
1.米国では人員配置及び原子力規制を一時緩和する
米原子力規制委員会(NRC)は、4月に人員の労働時間制限を
一時的に撤廃する許可を原子力運営会社に与えた。
これまでに、COVID-19の集団感染発生に伴い、施設の人員が
制限される可能性がある期間について、発電所運転上の安全管理体制を
維持するために人員配置を確保し、さらに柔軟性を与えるために、
7原発について労働時間制限の免除を認めた。
NRCは、連邦規則集(CFR)第10章第26条に基づき、原発の労働者
が一定期間内に所定の労働時間を超えないための労働時間規制が規定
されており、交代勤務中のシフトと休日の間の休憩に関する最低要件も
定めている。規制当局は、事業者からの申請により、この規制を免除
することが安全上やむを得ないと判断した場合には、免除を認める
ことができる。
COVID-19の集団感染に起因して生ずる恐れがある「潜在的に
起こりえる施設の必要人員の突然かつ長期的な不足」は、作業時間
管理を明確化した連邦規則を制定した際には考慮されていなかったと、
NRCは3月28日付けの書簡で発電所員に通知した。
「この要件の免除は、COVID-19による公衆衛生上の
緊急事態で施設の人員が削減される可能性がある期間中、発電所の
運転上の安全管理を維持するために、事業者に人的資源の管理における
柔軟性を提供する。」としている。
事業者が書面で(電子メール送信で申請することができる)労働時間
制限の一時的免除の申請を行うためのガイドラインを設定している。
これには疲労評価の実施、疲労管理のための代替管理の実施、および
疲労による作業者の障害の防止が事業者に求められている。
NRCのウェブサイトによると、規制緩和により原発は規制上の
最低限の運転員と保安要員の適切な人員確保において、要件を満たす
ために柔軟性が得られるという。
「国家の公衆衛生に関する緊急事態及び電力の必要性は、人々の
衛生管理、健康と安全を確保するために発電所を発電できる状態に
維持する独立した要求を検討することを正当化し支持するのに十分
である。」としている。
しかし一方では「施設に適切な人員を配置できなければ」発電所は
閉鎖を余儀なくされるだろう。
NRCは4月18日の時点で、アリゾナ公共サービス(パロベルデ)、
エネルギー・ハーバー・ニュークリア・コーポレーション(ビーバー
バレー)、エクセロン・ジェネレーション・カンパニー(ブレード
ウッド、ジーナ、リムリック、クワッドシティ)、ネクスト・エラ・
エナジー(シーブルック)からの要請に応じて、60日間有効な免除を
認めた。これらの発電所の間には13基の原子炉がある。
労働時間の例外許可は、コロナウイルスによってもたらされる課題
関連して、安全管理を維持しつつ、従業員の健康と安全を確保する
ためにNRCによって実施されている多くの対策の1つである。
それには以下が含まれる。
原発及び資材の許認可取得者及び公衆のための専用のウェブ上の
情報源の確立;事業者の請求書の発行を延期する;原発と燃料加工施設
の常駐検査官に遠隔での作業を義務付ける;資材の認可、廃炉施設及び
独立型使用済燃料貯蔵施設の定期検査の再評価;免許申請及び更新の
審査、免許変更の要請、施行その他の規制当局の機能がテレワークの
条件の下で継続することを確保すること。
(世界原子力協会ニュースレター4月23日より)
米国と日本の原発稼働状況
米国 停止14基 稼働83基 計97基(5月1日現在)
日本 停止4基 稼働5基 計9基(5月20日現在)
2.ウクライナでは発電所員の隔離を実施
ウクライナのエネルゴアトム社は新型コロナウイルス感染症から保護
するために発電所員を隔離した
3月25日、主要な発電所員を新型コロナウイルスへの曝露から保護
するための措置を導入することを発表した。
原発要員は特別に指定されたホテル内の別々の部屋に隔離されて
おり、そこでは消毒と医療監視に必要なすべての対応が実施されて
いると、ウクライナの原発運転員は言った。
この対策では同僚との接触を回避するために勤務地との間の「隔離
されたルート」も存在する。原発に行くルートも他のスタッフ
とは別だ。
エネルゴアトム社では、運転員に個人用保護具を提供しており、
職場と居住施設の両方で健康を常時監視している。
原発内および事務棟やチェックポイント、輸送車両でも「消毒計画」
を強化したという。
会議はすべて、インターコムとスカイプを使用したリモートで
行われており、「電子的文書管理」が導入されている。
また、従業員が国内の他の地域や海外に旅行することも禁止
されている。
これらの措置は、原発立地地点のいわゆる「衛星都市」エネルホ
ダール、バラシュ、ユジノウクレイスク、ネティシンの領域に許可なく
侵入するのを制限する市議会決定に従って行われている。
ウクライナにはいずれも加圧水型軽水炉で15基の原発、ザポロジェ、
ロブノー、サウス・ウクライナ、フメルニツキ-があり、すべて国営
エネルゴアトムによって運営されている。
VVER-1000(※)が13基、VVER-440が2基で総出力は
1383.5万キロワット。
(世界原子力協会ニュースレター3月26日より)
※「VVER」=ロシア型加圧水型原子炉
3.ウクライナがパンデミックの中で需要の減少に伴い
発電所の一部を解列した
エネルゴアトムは感染拡大時の電力需要の減少の予測に合わせて、
15基の原発のうち3基を運転停止することにした。
これは感染拡大対策を実施中のウクライナの原子力、水力、火力
発電所からの電力需要の削減についてエネルギー環境保護省
(MENR)による予測を反映している。
ウクライナには、国営のエネルゴアトムが運営する4つの原発
(フメリニツキー、ロブノー、サウス・ウクライナ、ザポロジェ)に
15基の原子炉がある。ここには13基のVVER-1000と2基のVVER-440が
あり、合計出力は1383.5万キロワットだ。
予測では、3つのVVER-1000ユニット(ザポロジェ2、6号機及び
ロブノー3号機)の解列が必要だ。
これにより、他のウクライナの原発は「定格出力付近で」稼働する
ことができるとしている。
現在、ウクライナ国内15基の原子力発電所のうち11基が稼働して
いるが4月21日にはザポロジェ2号機が解列された。
同じく3号機と5号機は定期検査中で、それぞれ133日目と15日目だ。
サウス・ウクライナ2号機は、通常の定期検査で停止しており15日
経過している。
4月28日、ロブノー2号機(VVER-440)が、定期検査が終了して
系統に復帰している。
エネルゴアトムは4月30日に、過去24時間の電極供給バランスの
制限で、原発は4321万キロワット時の電力を「生産調整」したと
発表した。 (世界原子力協会ニュースレター4月30日より)
┗■2.「マ・カ・セ・テ」で、外に出ながら発症を減らそう
| マ:マスク、カ:漢方、セ:接触を避け、テ:手洗い
└──── 小若順一(食品と暮らしの安全基金)
みな様
「マカセテ」というキャッチフレーズを作りました。
マ:マスクを付ける。
カ:漢方で早期に治療する。
(麻黄湯、葛根湯、麻黄附子細辛湯、鍼灸マッサージ)
セ:接触を避け、触るところを清掃する。
テ:手洗いする。
この「マカセテ」を対策の基本に据えて、「3密」対策の
「外出自粛要請」をやめ、外に出ながら、発症者を減らそう
という案を作成。
高橋ひなこ衆議院議員(自民党)に資料を渡して、5月13日午前中に
説明すると、午後には、自民党の閣僚、大物議員、医師の議員が関心を
示し、資料の請求が来ました。
新型コロナ対策に成功している台湾、ベトナムなどのアジア各国は、
お辞儀するので、一定の距離をとり、挨拶に握手、ハグ、キスをしない。
家には靴を脱いで上がるので、新型コロナに感染しにくい文化です。
だから日本も、「マカセテ」に移行すれば、外出して、街に人が
戻っても、発症者を減らすことができます。
「3密」をやめて「マカセテ」に移行しよう、と世論を盛り上げて、
日本を沈没させないようにしてください。
自民党の議員に送った漢方の論文は次の2論文です。
1.“COVID19+感染症に対する漢方治療の考え方(改訂+ver+2)”
≪日本感染症学会≫
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_tokubetu2_0421.pdf#search
2.【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する
漢方の役割(渡辺賢治ほか)≪日本医事新報社≫
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14426
┗■3.給付金、まだ書類も届かず(安倍自公政権おそい)
| 協力金、わずか3%のみ(小池都知事おそい)
| アベノマスク2枚もまだ届かず、電話してもつながらず
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
◎「やる、やる」というが、ちっとも私たちのところに届かない。
やるやる詐欺だ。この点では安倍(自公政権)首相と小池東京都知事は
同じだ(同罪だ)。
なりもの入りの1人10万円の国の給付金は、まだ申請の書類すら
届かない。私のまわりの人のほとんどがいう。
「国に先がけて実施したイメージ」をばらまいた(都知事選挙対策)
東京都の協力金も昨日の報道では、わずか3%だ。これでは休業補償の
協力金にならない。
経済的に追い詰められた事業者が関係部署に電話してもつながらない
とこぼしている。
市中にマスクがかなり豊富に供給される(売られ)ようになった5月
21日時点でも、千葉の我が家には、アベノマスク2枚がまだ届いて
いない。おそい、何をやっているのだ?!
◎その一方で、不要不急の悪法や火事場泥的政策を進めている安倍政権。
その1 ゴリ押しの検察庁法案(黒川人事・その他)が賭け麻雀で
沈没。黒川退職金6700万円ふざけるな!
その2 その3 その4 といくつもあげられる。
(あなたもあげて下さい)
◎コロナ対策で無能・無策を世界に示してしまった安倍内閣。検察庁
法案と一緒に安倍内閣もほうむろう。
立憲民主政治の人々へ変えよう。
┗■4.女川原発5キロ圏内の住民が30キロ圏外の避難先まで移動
| するのに平均50時間 宮城県試算 対策なしなら5日以上…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.女川原発5キロ圏内の住民が30キロ圏外の避難先まで移動するのに
平均50時間 宮城県試算 対策なしなら5日以上
5/21(木)12:11配信「河北新報」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b69c571f32a1c47ee29a18c57ae131b0b258b1a
2.日本原電、販売電力量ゼロでも黒字
大手電力が原発維持費=「基本料金」で支え
5/21(木)18:36配信「共同通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/18221f3d2f3ffe42a4e2d0b1a3edcf5e83bd331c
3.使用済み核燃料、1体動かず 取っ手変形、福島第一原発3号機
5/21(木)20:29配信「共同通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8421496ae7d157d738826b44db267e3cc39b3f1
┏┓
┗■5.新聞より1つ
└────
◆未来なき再処理工場 太平洋戦争末期にそっくりじゃ
福島原発事故が起きた時、国のスポークスマンとして前面に立つ
べきは、原子力安全・保安院だった。本来は原発の安全を管轄する
最高専門機関のはずじゃ。ところが、実態は体裁だけの役所で、
ほとんど素人ばかりだった。(中略)
さすがにこの部局は解散となり、現在では原子力規制委員会が、
安全対策を監視している。その規制委が、青森県六ケ所村の再処理
工場建設を、新規制基準で合格と判定した。(中略)
状況は、太平洋戦争末期にそっくりじゃ。パールハーバー急襲の後、
半年後には敗戦は明らかだった。
自分たちの愚かさを隠し、責任を逃れるため、いたずらに決断を
延ばし、悲劇を拡大した。
(5月21日発売「日刊ゲンダイ」
「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議17」より抜粋)
2020年5月22日(金)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
★1.世界の原発はCOVID-19パンデミックでも
高いリスクを背負って稼働し続けている
米国とウクライナの状況 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.「マ・カ・セ・テ」で、外に出ながら発症を減らそう
マ:マスク、カ:漢方、セ:接触を避け、テ:手洗い
小若順一(食品と暮らしの安全基金)
★3.給付金、まだ書類も届かず(安倍自公政権おそい)
協力金、わずか3%のみ(小池都知事おそい)
アベノマスク2枚もまだ届かず、電話してもつながらず
柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★4.女川原発5キロ圏内の住民が30キロ圏外の避難先まで移動
するのに平均50時間 宮城県試算 対策なしなら5日以上…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞より1つ
◆未来なき再処理工場 太平洋戦争末期にそっくりじゃ
(5月21日発売「日刊ゲンダイ」
「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議17」より抜粋)
━━━━━━━
☆ 脱原発川柳【原発停止これが民意だ常識だ】乱 鬼龍 転載歓迎
時 事 川柳【2枚のマスク歴史に刻む恥さらし】 八金
━━━━━━━
※5/27(水)学習会にご参加を! 新ちょぼゼミ
「食べ物が劣化する日本」命をつむぐ食と安心な食を次世代へ
お 話:安田節子さん(食政策センター ビジョン21主宰)
日 時:5月27日(水)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 〔講師のお話は19時より〕
☆定員15名です。5/22現在、12名の予約です。
予約申し込みは、たんぽぽ舎のTEL 03-3238-9035か
メール nonukes@tanpoposya.net へ
ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。
☆「新型コロナウイルス」対策を致します。
・会場に手指消毒用ボトルを用意します。
・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。
・窓をこまめに開けて換気に配慮します。
・「密集」しないように着席していただきます。
・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
┗■1.世界の原発はCOVID-19パンデミックでも
| 高いリスクを背負って稼働し続けている
| 米国とウクライナの状況
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
世界のいくつかの地域では原発の警戒レベルが上がっている。
当然ながら運転員に感染が広がれば、原発が止まるだけでなく極めて
危険な事態を引き起こす可能性もあるので、警戒レベルが最高水準に
引き上げられていると思われる。
そのうち米国とウクライナの状況を「世界原子力協会ニュース
レター」に掲載された記事から紹介する。
1.米国では人員配置及び原子力規制を一時緩和する
米原子力規制委員会(NRC)は、4月に人員の労働時間制限を
一時的に撤廃する許可を原子力運営会社に与えた。
これまでに、COVID-19の集団感染発生に伴い、施設の人員が
制限される可能性がある期間について、発電所運転上の安全管理体制を
維持するために人員配置を確保し、さらに柔軟性を与えるために、
7原発について労働時間制限の免除を認めた。
NRCは、連邦規則集(CFR)第10章第26条に基づき、原発の労働者
が一定期間内に所定の労働時間を超えないための労働時間規制が規定
されており、交代勤務中のシフトと休日の間の休憩に関する最低要件も
定めている。規制当局は、事業者からの申請により、この規制を免除
することが安全上やむを得ないと判断した場合には、免除を認める
ことができる。
COVID-19の集団感染に起因して生ずる恐れがある「潜在的に
起こりえる施設の必要人員の突然かつ長期的な不足」は、作業時間
管理を明確化した連邦規則を制定した際には考慮されていなかったと、
NRCは3月28日付けの書簡で発電所員に通知した。
「この要件の免除は、COVID-19による公衆衛生上の
緊急事態で施設の人員が削減される可能性がある期間中、発電所の
運転上の安全管理を維持するために、事業者に人的資源の管理における
柔軟性を提供する。」としている。
事業者が書面で(電子メール送信で申請することができる)労働時間
制限の一時的免除の申請を行うためのガイドラインを設定している。
これには疲労評価の実施、疲労管理のための代替管理の実施、および
疲労による作業者の障害の防止が事業者に求められている。
NRCのウェブサイトによると、規制緩和により原発は規制上の
最低限の運転員と保安要員の適切な人員確保において、要件を満たす
ために柔軟性が得られるという。
「国家の公衆衛生に関する緊急事態及び電力の必要性は、人々の
衛生管理、健康と安全を確保するために発電所を発電できる状態に
維持する独立した要求を検討することを正当化し支持するのに十分
である。」としている。
しかし一方では「施設に適切な人員を配置できなければ」発電所は
閉鎖を余儀なくされるだろう。
NRCは4月18日の時点で、アリゾナ公共サービス(パロベルデ)、
エネルギー・ハーバー・ニュークリア・コーポレーション(ビーバー
バレー)、エクセロン・ジェネレーション・カンパニー(ブレード
ウッド、ジーナ、リムリック、クワッドシティ)、ネクスト・エラ・
エナジー(シーブルック)からの要請に応じて、60日間有効な免除を
認めた。これらの発電所の間には13基の原子炉がある。
労働時間の例外許可は、コロナウイルスによってもたらされる課題
関連して、安全管理を維持しつつ、従業員の健康と安全を確保する
ためにNRCによって実施されている多くの対策の1つである。
それには以下が含まれる。
原発及び資材の許認可取得者及び公衆のための専用のウェブ上の
情報源の確立;事業者の請求書の発行を延期する;原発と燃料加工施設
の常駐検査官に遠隔での作業を義務付ける;資材の認可、廃炉施設及び
独立型使用済燃料貯蔵施設の定期検査の再評価;免許申請及び更新の
審査、免許変更の要請、施行その他の規制当局の機能がテレワークの
条件の下で継続することを確保すること。
(世界原子力協会ニュースレター4月23日より)
米国と日本の原発稼働状況
米国 停止14基 稼働83基 計97基(5月1日現在)
日本 停止4基 稼働5基 計9基(5月20日現在)
2.ウクライナでは発電所員の隔離を実施
ウクライナのエネルゴアトム社は新型コロナウイルス感染症から保護
するために発電所員を隔離した
3月25日、主要な発電所員を新型コロナウイルスへの曝露から保護
するための措置を導入することを発表した。
原発要員は特別に指定されたホテル内の別々の部屋に隔離されて
おり、そこでは消毒と医療監視に必要なすべての対応が実施されて
いると、ウクライナの原発運転員は言った。
この対策では同僚との接触を回避するために勤務地との間の「隔離
されたルート」も存在する。原発に行くルートも他のスタッフ
とは別だ。
エネルゴアトム社では、運転員に個人用保護具を提供しており、
職場と居住施設の両方で健康を常時監視している。
原発内および事務棟やチェックポイント、輸送車両でも「消毒計画」
を強化したという。
会議はすべて、インターコムとスカイプを使用したリモートで
行われており、「電子的文書管理」が導入されている。
また、従業員が国内の他の地域や海外に旅行することも禁止
されている。
これらの措置は、原発立地地点のいわゆる「衛星都市」エネルホ
ダール、バラシュ、ユジノウクレイスク、ネティシンの領域に許可なく
侵入するのを制限する市議会決定に従って行われている。
ウクライナにはいずれも加圧水型軽水炉で15基の原発、ザポロジェ、
ロブノー、サウス・ウクライナ、フメルニツキ-があり、すべて国営
エネルゴアトムによって運営されている。
VVER-1000(※)が13基、VVER-440が2基で総出力は
1383.5万キロワット。
(世界原子力協会ニュースレター3月26日より)
※「VVER」=ロシア型加圧水型原子炉
3.ウクライナがパンデミックの中で需要の減少に伴い
発電所の一部を解列した
エネルゴアトムは感染拡大時の電力需要の減少の予測に合わせて、
15基の原発のうち3基を運転停止することにした。
これは感染拡大対策を実施中のウクライナの原子力、水力、火力
発電所からの電力需要の削減についてエネルギー環境保護省
(MENR)による予測を反映している。
ウクライナには、国営のエネルゴアトムが運営する4つの原発
(フメリニツキー、ロブノー、サウス・ウクライナ、ザポロジェ)に
15基の原子炉がある。ここには13基のVVER-1000と2基のVVER-440が
あり、合計出力は1383.5万キロワットだ。
予測では、3つのVVER-1000ユニット(ザポロジェ2、6号機及び
ロブノー3号機)の解列が必要だ。
これにより、他のウクライナの原発は「定格出力付近で」稼働する
ことができるとしている。
現在、ウクライナ国内15基の原子力発電所のうち11基が稼働して
いるが4月21日にはザポロジェ2号機が解列された。
同じく3号機と5号機は定期検査中で、それぞれ133日目と15日目だ。
サウス・ウクライナ2号機は、通常の定期検査で停止しており15日
経過している。
4月28日、ロブノー2号機(VVER-440)が、定期検査が終了して
系統に復帰している。
エネルゴアトムは4月30日に、過去24時間の電極供給バランスの
制限で、原発は4321万キロワット時の電力を「生産調整」したと
発表した。 (世界原子力協会ニュースレター4月30日より)
┗■2.「マ・カ・セ・テ」で、外に出ながら発症を減らそう
| マ:マスク、カ:漢方、セ:接触を避け、テ:手洗い
└──── 小若順一(食品と暮らしの安全基金)
みな様
「マカセテ」というキャッチフレーズを作りました。
マ:マスクを付ける。
カ:漢方で早期に治療する。
(麻黄湯、葛根湯、麻黄附子細辛湯、鍼灸マッサージ)
セ:接触を避け、触るところを清掃する。
テ:手洗いする。
この「マカセテ」を対策の基本に据えて、「3密」対策の
「外出自粛要請」をやめ、外に出ながら、発症者を減らそう
という案を作成。
高橋ひなこ衆議院議員(自民党)に資料を渡して、5月13日午前中に
説明すると、午後には、自民党の閣僚、大物議員、医師の議員が関心を
示し、資料の請求が来ました。
新型コロナ対策に成功している台湾、ベトナムなどのアジア各国は、
お辞儀するので、一定の距離をとり、挨拶に握手、ハグ、キスをしない。
家には靴を脱いで上がるので、新型コロナに感染しにくい文化です。
だから日本も、「マカセテ」に移行すれば、外出して、街に人が
戻っても、発症者を減らすことができます。
「3密」をやめて「マカセテ」に移行しよう、と世論を盛り上げて、
日本を沈没させないようにしてください。
自民党の議員に送った漢方の論文は次の2論文です。
1.“COVID19+感染症に対する漢方治療の考え方(改訂+ver+2)”
≪日本感染症学会≫
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_tokubetu2_0421.pdf#search
2.【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する
漢方の役割(渡辺賢治ほか)≪日本医事新報社≫
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14426
┗■3.給付金、まだ書類も届かず(安倍自公政権おそい)
| 協力金、わずか3%のみ(小池都知事おそい)
| アベノマスク2枚もまだ届かず、電話してもつながらず
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
◎「やる、やる」というが、ちっとも私たちのところに届かない。
やるやる詐欺だ。この点では安倍(自公政権)首相と小池東京都知事は
同じだ(同罪だ)。
なりもの入りの1人10万円の国の給付金は、まだ申請の書類すら
届かない。私のまわりの人のほとんどがいう。
「国に先がけて実施したイメージ」をばらまいた(都知事選挙対策)
東京都の協力金も昨日の報道では、わずか3%だ。これでは休業補償の
協力金にならない。
経済的に追い詰められた事業者が関係部署に電話してもつながらない
とこぼしている。
市中にマスクがかなり豊富に供給される(売られ)ようになった5月
21日時点でも、千葉の我が家には、アベノマスク2枚がまだ届いて
いない。おそい、何をやっているのだ?!
◎その一方で、不要不急の悪法や火事場泥的政策を進めている安倍政権。
その1 ゴリ押しの検察庁法案(黒川人事・その他)が賭け麻雀で
沈没。黒川退職金6700万円ふざけるな!
その2 その3 その4 といくつもあげられる。
(あなたもあげて下さい)
◎コロナ対策で無能・無策を世界に示してしまった安倍内閣。検察庁
法案と一緒に安倍内閣もほうむろう。
立憲民主政治の人々へ変えよう。
┗■4.女川原発5キロ圏内の住民が30キロ圏外の避難先まで移動
| するのに平均50時間 宮城県試算 対策なしなら5日以上…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.女川原発5キロ圏内の住民が30キロ圏外の避難先まで移動するのに
平均50時間 宮城県試算 対策なしなら5日以上
5/21(木)12:11配信「河北新報」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b69c571f32a1c47ee29a18c57ae131b0b258b1a
2.日本原電、販売電力量ゼロでも黒字
大手電力が原発維持費=「基本料金」で支え
5/21(木)18:36配信「共同通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/18221f3d2f3ffe42a4e2d0b1a3edcf5e83bd331c
3.使用済み核燃料、1体動かず 取っ手変形、福島第一原発3号機
5/21(木)20:29配信「共同通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8421496ae7d157d738826b44db267e3cc39b3f1
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┗■5.新聞より1つ
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◆未来なき再処理工場 太平洋戦争末期にそっくりじゃ
福島原発事故が起きた時、国のスポークスマンとして前面に立つ
べきは、原子力安全・保安院だった。本来は原発の安全を管轄する
最高専門機関のはずじゃ。ところが、実態は体裁だけの役所で、
ほとんど素人ばかりだった。(中略)
さすがにこの部局は解散となり、現在では原子力規制委員会が、
安全対策を監視している。その規制委が、青森県六ケ所村の再処理
工場建設を、新規制基準で合格と判定した。(中略)
状況は、太平洋戦争末期にそっくりじゃ。パールハーバー急襲の後、
半年後には敗戦は明らかだった。
自分たちの愚かさを隠し、責任を逃れるため、いたずらに決断を
延ばし、悲劇を拡大した。
(5月21日発売「日刊ゲンダイ」
「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議17」より抜粋)