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たんぽぽ舎メルマガ NO.3914/放射能と新型コロナウイルスは似ている

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たんぽぽ舎です。【TMM:No3914】
2020年4月21日(火)地震と原発事故情報-
               5つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
 
★1.原発の工事を全て停止せよ
   原発の運転を止めよ&支払いの猶予と免除を
   新型コロナウイルス感染症支援のあり方
   仏米海軍で「メガクラスター」発生空母乗組員に
   新型コロナウイルス   山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.~放射能と新型コロナウイルスは似ている~
   見えない、匂わない、微小、隠蔽される、分断される
  ちょっと思ったことをニュース後記に
   再稼働阻止全国ネットワークニュース19号
         青山晴江 (たんぽぽ舎会員・
              再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
★3.コロナ禍、安倍晋三氏が首相である国難
   安倍首相が「記者クラブ」議論呼びかけ
   安倍退陣で緊急人民統治体制を
  「メディア改革」連載第30回 (下) (了)
           浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
★4.新型コロナウイルスへの対応、最低の指導者は誰?
  支持率下落:断トツのワースト1位は安倍首相…
  メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
                  黒木和也 (宮崎県在住)
★5.新聞より2つ
  ◆国立感染研はいわば原子力村同様の感染症村
   紛らわしい「三密」
         (4月20日発行「日刊ゲンダイ」17頁
         「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議」13より抜粋)
  ◆二人羽織の安倍首相
   原発再稼働も辺野古米軍新基地建設も進めるべきではない
                  鎌田 慧(ルポライター)
       (4月21日東京新聞朝刊19面「本音のコラム」より)
☆ 脱原発川柳【被曝労働パンデミックも迫り来る】
                    乱 鬼龍(転載歓迎)
━━━━━━━ 
※4/25(土)討論会にご参加を!

 「次期衆院選へ向けた経済政策と当面する緊急経済対策について」
  消費税引き上げ、新型コロナ肺炎拡大による緊急経済対策、
  どうなる日本経済

 日 時:4月25日(土)14時より16時  新ちょぼゼミ
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円〔学生400円〕
 ※4/27(月)学習会にご参加を!
 「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問」

 講 師:上岡直見さん (環境経済研究所代表)
 日 時:4月27日(月)18時より21時  新ちょぼゼミ
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円 〔講師のお話は19時より〕

▲上記2つの会場では、「新型コロナウイルス」対策を致します。
 ・会場入口に手指消毒用ボトルを用意します。
 ・机の上を消毒したタオルで拭きます。
 ・定期的に窓を開けて換気に配慮します。
 ・可能な限り「密集」しないように着席していただきます。
 ・体調に不安のある方は無理をなさらないで下さい。
 
┏┓ 
┗■1.原発の工事を全て停止せよ
 |  原発の運転を止めよ&支払いの猶予と免除を
 |  新型コロナウイルス感染症支援のあり方
 |  仏米海軍で「メガクラスター」発生空母乗組員に
 |  新型コロナウイルス
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

1.原発の工事を全て停止せよ
 「止められない工事が止まった玄海原発で感染者の衝撃」
                 (日経新聞4月20日)より
 工程の遅れが許されない原子力発電所のテロ対策工事が、建設現場で新型コロナウイルスの感染者が出たため中断に追い込まれた。完成が遅れれば、運転停止にもつながりかねない。

 ◎大林組社員が感染
 問題が起こったのは、九州電力の玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)だ。制御室など重要施設への航空機によるテロ行為を防ぐ「特定重大事故等対処施設」の土木工事で、大林組の50代の男性社員1人の感染が4月14日に判明した。-(ここまで引用)

 玄海原発は稼働中である。極めて危険な状況に置かれている。
 東海第二原発を含め、原発で行われている工事をすべて停止する
必要がある。
 また、福島第一原発の廃炉作業でも、外から応援態勢を組むことも
困難であり、安全対策に必要な最小限度の人数以外は、撤退すべきだ。

2.原発の運転を止めよ&支払いの猶予と免除を
 原子力緊急事態宣言下の日本で、新型コロナウイルス感染症緊急事態が併せて発令された。
 原発の現場はいわゆる「三密」。特に中央制御室は交代勤務をして
いるとはいえ、引き継ぎの際に濃密接近せざるを得ず、施設、設備の
消毒など常時出来るはずもない。
 無人化できない現場は、閉鎖すべきだ。火力は多くが無人運転可能
だし、水力も同じ。
 再生可能エネルギーに至ってはもともと現場に人はいない。

 原発の現場だけが極めて危険な状態である。ここで原発事故が発生
したら、感染症と同時発生したら。この悪夢は、現実に起こる確率が
極めて高いのである。
 現在、再稼働した原発9基のうち、定期検査で止まっているのは
伊方3号、川内1号、高浜3号だ。
その他の6基も止めるべきだ。

 なお、電力需要が逼迫する恐れは無い。既に緊急事態宣言を受けて
産業用電力需要が大きく落ち込んでいる。おそらく5%程度は通常時
より低い。リモートワークで家にいる機会が多いといっても
電力需要上は産業規模を代替するほどにはならない。
 つまり電気はさらに余っている。

 もう一つ電力会社に要求したいのは、支払い猶予と免除の対象を
大幅に広げることだ。
 コロナリストラや派遣切り、あるいは非正規雇用職員の月収減少に
伴い料金の支払いが困難になる場合は、個人の料金支払い猶予または
免除を実施することを、大きくアナウンスするべきである。
 原発に巨額の費用を投じる余裕がある電力会社は、こういうとき
こそ消費者に対して社会的責任を果たすべきである。

3.新型コロナウイルス感染症支援のあり方
 原発事故の避難者を守るため議員立法で成立した「子ども・被災者
支援法」は、骨抜きにされてしまったが、新型コロナウイルスの蔓延に対して特措法を作ったものの、これには「営業自粛」にともなう
損害補償や資金支援はない。
 原発事故で家を失う人々への支援が法律に反して打ち切られたのは、「人に優しい政策」ではなく「大企業に優しい政策」をとり続けてきた現政権の姿そのもの。
 新型コロナウイルス感染症でも同じことが起きている。
 現政権は、巨額の費用を原子力産業のために投じている。
 これを転換させなければならない。

4.仏米海軍で「メガクラスター」発生空母乗組員に新型コロナウイルス
 米海軍原子力空母セオドア・ルーズベルトと仏海軍原子力空母
シャルル・ド・ゴールで、大規模な新型コロナウイルス感染症が発生、シャルル・ド・ゴールでは1046人が感染しており、これは乗員の6割以上になるという。
 もはや空母としての役割は果たすことが出来ず、原子炉を抱えているだけに極めて危険な状態だ。(4月18日共同)艦はフランスに
帰還し、消毒作業が続いているという。

 同様に米海軍のセオドア・ルーズベルトでも艦内で感染が広がり、
グアムに寄港して消毒作業が続いている。
 日本にとって大問題なのは、在日米軍の感染者が続出しているで
あろうと思われるのに、米国から何の報告もないことだ。
 海軍に留まらず陸・空・海兵隊にも発生しているとされているが、
基地の外に住む軍人もおり、特に基地周辺住民の安全性に問題が
生じている。
 これは早急に情報公開等を要求すべきことだ。
 東京都内では横田基地、赤坂プレスセンターは港区(10万人当たり
感染者数が日本で最大の80人を超える)、近郊では横須賀海軍
基地がある。 また、ここから自衛隊員への感染も考えなければならない。

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┗■2.~放射能と新型コロナウイルスは似ている~
 |  見えない、匂わない、微小、隠蔽される、分断される
 | ちょっと思ったことをニュース後記に
 |  再稼働阻止全国ネットワークニュース19号
 └──── 青山晴江 (たんぽぽ舎会員・
            再稼働阻止全国ネットワーク事務局)

 見えない、匂わない、微小、隠蔽される、分断される、差別と貧困を生む、…放射能と新型コロナは似ています。
 疑心暗鬼にとらわれる先の見通せない日常。
 最も困難な所にいる人に支援を届けない非情な国。
 人々の不安を利用して進む、狡猾なアベ政権の改憲戦略。
 この国の情けなさが露出しています。
 こんな時にも各地で原発推進、稼働中。東電福島第一原発や
原発現地で日々作業員の方が新型コロナウイルス感染と放射能被ばくの脅威に身をさらしています。
 新型コロナと違って、人間の手で無くせる原発、
早く止めなくては!ですね。
 みなさん、何よりもアベノウイルスに負けず、元気でいて下さい
ますように。

※『再稼働阻止全国ネットワークニュース19号』
  ご希望の方はたんぽぽ舎までご連絡ください。
 (内容:拡大事務局会議報告と新型コロナ・天野恵一、
     延期を好機に!大阪大集会・木原壯林、
     東海第二をめぐる現状・阿部功志、
     関西から東京の会議に参加して・橋田秀美)

┏┓ 
┗■3.コロナ禍、安倍晋三氏が首相である国難
 |  安倍首相が「記者クラブ」議論呼びかけ
 |  安倍退陣で緊急人民統治体制を
 | 「メディア改革」連載第30回 (下) (了)
 └──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

 以下はIWJガイドの引用だ。<(4月7日の)緊急事態宣言に
先立って開かれた衆院議院運営委では、日本維新の会の遠藤敬議員が、
「現行憲法は、未知のウイルスとの闘いを想定していなかった。
 憲法改正による緊急事態条項の創設が不可欠だ」と主張。
 安倍総理は、待ってましたとばかりに、「新型コロナウイルスへの
対応も踏まえつつ、国会の憲法審査会の場で、与野党の枠を超えた
活発な議論が展開されることを期待したい」と応じた。

 安倍氏の頭の中には、政権の維持と五輪、憲法改「正」しかない。
高級飲食店での会食、お好みの各界有名人とのゴルフができなくて、
いらいらしているのだろう。
 こんな人間がこの時期、日本のリーダーであることは最大の不幸だ。一秒も早く安倍政治を終わらせ、緊急人民統治体制をつくろう。

 安倍首相は緊急事態宣言を全国に拡大した翌日の17日、午後6時から官邸で内閣記者会主催の記者会見を開いた。ウイルス禍が始まって
5回目の会見だった。私はNHKで安倍首相の会見を見た。首相は
いつものように、プロンプターを使って約20分演説した。
 幹事社の代表質問があった後、NHKは数人の記者が質問を終えた
ところで中継を止め、またあの岩田解説委員が出てきた。その後、
官邸HPの動画で会見を最後まで見た。

 長谷川栄一内閣広報官幹事の司会の質疑応答に移った。長谷川氏に
指名された記者はスタンディングマイクまで進み、マスクを外して
質問する前回と同じ形式だ。参加者は前回から29人に制限された。
IWJによると、内閣記者会の幹事業務ができる常駐19社は1社1名、その他の記者会メンバーとネット・フリー枠から抽選で10人が
選ばれたという。

 終盤で指名されたフリーランス記者の畠山理仁氏は緊急事態宣言下の選挙について聞いた後、「この記者会見は、参加する記者、質問の数が限定されている。このように限定されている形の記者会見を可能にしている現在の『記者クラブ制度』について総理はどう考えているか。それから、よりオープンな会見を開く考えはあるか」と質問した。

 安倍首相は「記者クラブのあり方については、まさに、時代の流れにおいて、今までのメディアが全てカバーしているかと言えば、そうではない時代になり始めましたよね。その中でどう考えるかということについては、まさに、皆様方に議論をしていただきたい。
 ただ、自民党政権の中でこうした形で、(記者クラブ問題で)ご質問を頂いたのは初めてのことだと思う。こうした形で、できる限り皆さんの質問の機会も確保していきたい。皆さんの質問を全て受けていると何時間にもなってしまうので、ある程度は限らせていただきたいが、なるべくそうした機会は増やしていきたい」と回答した。

 このやりとりを報道したキシャクラブメディアはない。まさに、
記者が記者を差別するキシャクラブ制度をどうするかは報道界の問題だ。報道界の労使は民衆と共に、キシャクラブ問題をどう解決するか
真剣に取り組むべきだ。

 評論家の佐高信氏は12日のTBS「サンデー・モーニング」で「休業補償を渋っているのは財務省」「安倍首相は、森友学園問題で財務省に大きな借りをつくっているので、財務省の顔色をうかがわないと
いけない」と指摘。「安倍さんが首相になり、こんな時期に安倍さんがリーダーであることが日本の非常事態だ」とコメント。
 休業補償については「トランプに押し付けられたからの武器の爆買いをやめれば、財源はある」と述べた。

 全ての報道関係者は、佐高氏の視点に立って、人民の生命を守る
ための政治体制をつくるための提言をすべきだ。安倍クローニズム
(縁故主義)政権を1秒でも早く倒し、人民統治の政治体制をつくろう。

┏┓ 
┗■4.新型コロナウイルスへの対応、最低の指導者は誰?
 | 支持率下落:断トツのワースト1位は安倍首相…
 | メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.新型コロナウイルスへの対応、最低の指導者は誰?
  支持率上昇:インドのモディ首相、オーストラリアのモリソン首相、ドイツのメルケル首相、カナダのトルドー首相など
  支持率下落:断トツのワースト1位は安倍首相
  猪瀬聖(ジャーナリスト)4/20(月)1:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20200420-00174217/

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┗■5.新聞より2つ
 └──── 
 ◆国立感染研はいわば原子力村同様の感染症村
  紛らわしい「三密」

   (前半略)
 閻魔堂会議の見立てはこうじゃ。
 感染症に知識も興味もない内閣は、厚労省に丸投げした。厚労省は
下部機関の国立感染症研究所に、さらに丸投げ。
 感染研は予算も薬の許認可権も握る厚労省の天下りや研究者の巣窟。いわば原子力村同様の感染症村。
 その中で、WHO職員時代にSARSを経験したX教授が、
対策チームの長に着任した。X教授は今回、持論のクラスター
撲滅論に固執。
 本来の段取りである陰性陽性を測るPCR検査を抑制した。
結果、収拾がつかない危機を生んだ。(後略)
       (4月20日発行「日刊ゲンダイ」17頁
        「怒りん坊中村敦夫の閻魔堂会議」13より抜粋)

 ◆二人羽織の安倍首相
  原発再稼働も辺野古米軍新基地建設も進めるべきではない

                  鎌田 慧(ルポライター)

 トランプ米大統領は戦時の大統領を気取り、マクロン仏大統領も
「これは戦争だ」と言い切り、大袈裟な物言いでは人後に落ちない
日本の首相は「第三次大戦だ」と口走ったそうだ。
 たしかに世界的な大厄災とはいえ、ドイツのメルケル首相のように、情理を尽くし、国民にむけて自粛を訴えて感動を与えた政治家もいる。
それと比べるのはどうかと思うが、緊急事態宣言の発令でさえ、
プロンプターに誘導され、秘書官が書いたスピーチを身振りをまじえ読み上げ、手を振る二人羽織。AI(人工知能)時代のリーダー像。
たよりない。

 しかし、危機にこそ強いリーダーが必要だ、と強権に期待する
雰囲気になってきたのは、逆にまた恐ろしい。このような首相を
選び出したのは日本の民主主義の現状の反映と反省するしかない。
 大国アメリカは世界最大の核弾頭と世界最強の軍備をもちながら、
世界最多75万人の感染者と4万人の死者を発生させている。生活の
近代化の物差しと格差の物差しは同じではない。
 今回のパンデミックは、物質主義への逆襲だったかもしれない。

 いま、自粛もなく、まるで隙を突くように進められている沖縄
辺野古での米軍基地建設工事、さらに懲りない原発再稼働。
 このコロナの試練を乗り越え、運動にむかう準備は怠らない。
 力を蓄えていよう。 (4月21日東京新聞朝刊19面「本音のコラム」より)

────────── 
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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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