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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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貧乏人の食材(8)ーカボチャー 世界史と日本・アイヌ民族理解の仮説

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安くてとても長持ちして栄養が満点。道産カボチャは甘くてほっこり。
切って皿にラップをかけレンジでチンするのが一番うまい。味噌汁や鍋やけんちん汁に入れても美味。
南瓜と人参を細かく切ってレンジで10分蒸すし、ミキサーにかけて牛乳かスキムミルクでのばすのは命のスープと呼ばれるとか・・

世界理解のために使える仮説として、砂漠ステップ地帯を真ん中にしたユーラシア大陸のヨーロッパと東アジアを比較する方法が。確かに日本はブリテン島アイルランド島に、朝鮮半島満州沿海州はゲルマンに、中国はギリシャローマ文明やキリスト教を継承した他のヨーロッパ(ゲルマン以外のラテン系等)に類似を

世界理解の仮説(2)ー↓をただ類似というだけではまだ不十分。砂漠ステップ地帯を近代までを支配し自由に行き来し交易した騎馬遊牧文明やそれを受け継いだイスラム理解が不可欠。トルコは東征した騎馬民開祖スキタイ(紀元前十数世紀古墳が露チューバ共和国に)が再び西征して最古のユーラシア文明継承者に

世界理解の仮説(3)ー騎馬遊牧文明の特徴は騎馬と金属加工。これは現在の車と車産業に匹敵。モンゴルのように馬を交換しながらだと瞬時にユーラシア大陸横断可能。その武器は騎上から射矢と鉄器。特に後者は約五千年前に黒海で開始以来、農耕古代文明を破壊し漢等大帝国やギリシャ以降のヨーロッパの基礎に

世界理解の仮説(4)ー鉄は、漢時代すでに溶鉱炉で数千万トン製鉄し、塩同様に国家管理には、韓国ドラマ『朱蒙』に詳しいが、高句麗の遺跡は紀元前3C〜なので要注意(このドラマは韓国最古の新羅人の史書「三国史記」に基づくせい)。高句麗の源は扶余で、これから高句麗・百済や靺鞨(渤海・女真の源)が

世界理解の仮説(5)ー鉄の呼称が興味深い。トルコ〜中国・東北・アイヌ以外の日本列島の呼称はチュルク語形テツなのに、満州〜朝鮮半島〜シベリア〜東北にかけてはツングース系の呼称・・これは鉄の伝播経路の違い。後者はより北方経路で駿馬秋田犬同様にスキタイ→靺鞨(多賀城石碑に靺鞨までの距離が)

世界理解の仮説(6)ー靺鞨は東アジア最古の民粛慎の後継(中国から見て東北全体の呼称で匈奴突厥等トルコ系以外の呼称)。中国史上初は舜代(史記)、中国最古の書物の1つ『書経』や孔子も言及。その千年後に再朝貢には驚く。ここからの進出で扶余等が成立や扶余等から再流入という大陸の日本的存在

世界理解の仮説(7)ー農耕民は海を渡ってまで侵略はしないのに比べると騎馬遊牧民はまるで違う。現露国チューバ共和国まで東征した金好きの騎馬民祖スキタイ(紀元前十数Cの古墳群)がすぐ先の日本海へ行かないのは不自然。そこで豊富な鉄資源を見つけた彼らの次の行き先は当然金の豊富な日本列島

騎馬遊牧民の祖といわれる黄金好きのスキタイと、東でのその後継と思われる匈奴について詳しい『林俊雄 スキタイと匈奴 遊牧の文明』はーhttp://1000ya.isis.ne.jp/1424.html・・ただ最近はスキタイ東方起源説も多いとか

明治以降の家父長制や天皇制も日本の伝統とは違うもの。明治までは家父長的な武士や藩でさえも、親族どころか家臣に「能力がない」と判断されたら、家も相続できなかったり、廃嫡されたり暗殺されたり、婿取りや分家から等が日常茶飯事・・特に商売人やに西日本はは血統よりも能力重視で婿取りが多い

靺鞨(後半分が女真にでモンゴルとは犬猿の仲)は樺太アムール川にもいたので、彼らの先祖と縄文人は数千年間北海道黒曜石や沖縄貝製品交易(大陸からアスベスト)で蝦夷とは顔見知りで血縁関係もでモンゴルの北からの元寇に対して共に戦いアイヌ民族が形成された。それは異民族との戦いを描いたカムイユーカラ(神話)に生々しく

このように蝦夷を中心にしながらも、長い間交易関係のあった大陸樺太の靺鞨をも加えてアイヌ民族が形成されたので、熊祭り等のツングースと共通する文化があるのではと思う。それ以外に、同質性が高く、平和的なアイヌ民族の形成の説明は難しいし、倭人への親近感(大陸民に比べて)の説明も

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