・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
===============================
世界は、温暖化や中国発のコロナウィルスなどで大きく揺らいでいる。
そうした中で中東情勢も引き続き緊迫している。昨日(1月26日)は、
バグダッドの米大使館へロケット弾攻撃があり、負傷者も出た模様だ。
ところで、イラクに米軍が侵攻したのは2003年3月の事だった。
そして、米軍はフセイン政権を倒し、
イラクを政治・軍事的に支配するに至った。
あれから17年、その米軍はかつての勢いを失いつつある。
17年前の2003年、千葉高教組の「ひのきみ通信」には、
<マキャベリの『ローマ史論』から見たイラク戦争>
という論文が2回掲載された。
1回目は「ひのきみ通信」87号(2003年4月5日)、
2回目は「ひのきみ通信」93号(2003年11月29日)。
そこでは、結局のところアメリカ軍は
敗れるだろうということを述べていた。
2回に分けて紹介しますので、
少し長いのですが、興味のある方はお読みください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マキャベリの『ローマ史論』から見たイラク戦争(1)
筆者:stylo rouge
3月20日、国連の決議もなく、
国際法をも無視して始まった米英軍によるイラク侵略戦争が、
長期化の様相を示している。
そして、米英軍によるイラク民衆の殺害が増加している。
戦争は今後どの様な展開を見せるのかはわからない。
しかし、すでにこの段階で、アメリカ本国からも、
「今回の作戦は誤りではなかったのか」という声が上がり始め、
米英を始め世界各地では反戦運動が高まりつつある。
日本でも高校生たちが声を上げ始めている。
イラクでは米英軍に対する民兵の攻撃や、自爆攻撃まで起きている。
さらにアラブ世界からは義勇兵が多数イラクに入っているとの情報もある。
しかも、たとえ米英軍が勝利し、首都バグダッドを占領したとしても、
果たして、空爆で多数のイラク市民を殺害している米英軍が
イラクの民衆に歓迎されるかどうかは分からない。
しかも長期化すれば、補給線の確保も困難となり、
砂嵐や暑さにより作戦も困難を極めることになるだろう。
どうやら、戦争は米英軍にとって厳しいものになりそうである。
ところで、今から約500年前、イタリアのマキャベリは『ローマ史論』
(1513年頃執筆開始、1519年頃完成)というものを書いている。
マキャベリと言えば『君主論』(1513年頃執筆)で有名だが、
この本はそれと重複する部分もあるが、
それよりもいっそう幅広いテーマを論じてあり、学ぶところの多い本である。
この本の中で、マキャベリは戦争についてもいくつかの重要な指摘をしている。
そこで、今回のイラク戦争について、この本を参考に少し考えてみたい。
いずれも引用(岩波文庫から)が少し長くなりますが、
内容をつかんで頂くために、辛抱して読んで頂きたい。
まずマキャベリは、金銭の差が戦争の勝敗を決めるという
当時の「通説」に対し、次のようなことを述べている。
「何が一番間違っているといっても、世間一般の考えるように、
金銭が戦の原動力だと言うことほど間違っているものはない。
・・・・巨万の財宝をもっていれば十分に防戦ができると信じており、
仮に金さえあれば戦に勝てるものとすればダレイオスはアレクサンドロスに勝ち、
ギリシャ人はローマ人を打ち負かし、
降って現代ではシャルル豪王はスイス人を打ち破り、
さらに極最近では法王とフィレンツェ人とは力を合わせて
法王ジウリオの甥フランチェスコ・マリーアをウルビノの戦いに
撃破したり出来たはずだということを一向考えようともしないからである。
ところが今ここに申し述べた人たちはおしなべて、
精兵を重んじ金は戦の原動力などとは考えていなかった人たちに叩きのめされているのである。」。
アメリカは確かに世界一の超大国で金持ちである。
一方イラクは小国で長年の経済制裁で貧乏にさせられている。
しかし、だからと言って金持ちアメリカが必ず勝つとは言えないということだろう。
しかも、イラクには「精兵」がいるとのことである。
マキャベリは次に、大砲だけで戦争の運命が決められる時代になったという
当時の「通説」に対して、こう述べている。
「一般に流布せられている見解、すなわち、あの当時に大砲があったとしたら、
ローマ人はああ簡単に諸国を征服してそれらの人民を貢納国にしたり、
あるいはあれほど遠くまで征伐に出掛けることができなくなっていたに違いない
・・・更に世間では、この火器を使えば人間もその武勇を示す余地がなく、
昔の時代に見せたような華々しい武者ぶりを見ることができなくなったと言う。
最後に人は、現今では戦よも昔より遙かに面倒になったこと、
合戦に当たってもその当時と同じ陣立てを最早踏襲することができないこと、
大砲だけで戦の運命が決められる時代になったことなどを主張する。」
「象隊及び車組の類は乱闘のまっただ中に飛び込んできて
縦横無尽にひっかき回したものだが、
大砲の方はただ合戦の序幕に使われるにすぎないし、
砲撃が始まれば徒士組は地形を利用して身を隠したり、
或いは地面に伏せたりして、その損害を避けることができる。
経験によって見るのに、砲撃は大きな大砲を使う場合は特に効果がないことが分かった。」
「大砲は昔ながらの勇気をもつ軍勢にとっては有利であるが、
勇気に欠けた軍勢が勇猛果敢な相手と戦う場合には、
全く物の役に立たぬものであると私は結論する次第である。」
アメリカは確かに大型高性能兵器を大量に使いイラクを攻撃した。
「衝撃と恐怖」作戦である。そして当初、アメリカの指導者層や多くの評論家は、
味方の犠牲は最小限で、戦争はすぐ終わるだろうと言っていた。
しかし、そうはなっていない。
マキャベリは「大砲は・・・・・勇気に欠けた軍勢が勇猛果敢な相手と戦う場合には、
全く物の役に立たぬものである」と述べているが、
これが500年の時を経て、今回証明されるのであろうか。
マキャベリはまた、「攻撃される危険の或る場合、国の内外、
その何れにおいて戦うのを有利とするか」という問題を提起し、
次のように述べている。
「仮にローマ人がイタリアの地でハンニバルに叩き伏せられた三大敗戦を、
ガリアの土地で演じていたとしたら、
とっくの昔にローマ人は滅亡していたに違いない。
それというのも、イタリアにおいて行ったように敗残兵を
取りまとめる方策が全く立たないからであり、
手元に残った軍勢で敵に立ち向かうこともできないからである。
・・・ドイツではキンブリ族がローマ人を打ち破ったが、
ローマは救いの手を伸ばすことができなかった。
ところが彼らがイタリアに足を踏み入れると、
ローマは敗残兵をことごとくまとめて之にぶつからせ、
この敵を殲滅してしまった。
スイス人でも国外へは三、四千人しか出せないから之を打ち破るのは
何でもない話しだが、国内では一万の兵を狩り催すことができるから、
これを打ち負かすのは容易な業ではない。
ここに改めて結論すれば、常に武器を持ち戦の用意をしている
臣民をもつ君主は手強い強敵は之を自国内で撃退すべきであって、
断じて之を逆襲してはならないと言いたい。
しかし丸腰の臣民たちが不適当な国に住んでいる場合の君主は、
できるだけその領地に戦禍の及ばぬようにしなければならない。」
イラクは確かにかつてクェートに侵攻し、打ち破られた。
しかし、今回は国外へは兵を出さず、国内で米英の侵略軍と戦っているのである。
マキャベリは小国スイスでも、
国内で「これを打ち負かすのは容易な業ではない」と言っている。
米英軍が「武器を持ち戦の用意をしている」イラクを打ち負かすのは、
まさに「容易な業ではない」であろう。
以上、マキャベリの『ローマ史論』を通して今回のイラク戦争を見てきた。
ところで、、『君主論』という本の題名から想像されるように、
「マキャベリと言えば、君主主義者だったのではないか。
『ひのきみ通信』に彼からこんなにも引用するのは、
『日の丸・君が代』対策委員会も君主主義を認めるのではないか」
などと思われる方もいるかも知れない。
しかし、彼は根本のところ実は共和主義者だったのである。
そこで最後に、『ひのきみ通信』に相応しいように、
そのことをも紹介しておこう。
彼は『ローマ史論』の中で、このことに関して次のように述べている。
「かのアテナイがペイシストラトスの専制政治を排除して
以来百年の歳月の間いかに隆昌を極めたかは、
見る者をして感嘆にたえざらしむるところであるが、
それに劣らず賛嘆これを久しくさせるものは、
ローマがその王を斥けてからのあの偉大な興隆ぶりである。
その理由は訳もなく会得できる。個人的な利益ではなく公共の福祉こそ
国家の隆昌をもたらすということである。
その公共の福祉は、ただ共和国にいてのみ尊重せられることは言をまたない。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近のニュースによると、イラクでは、
米大使館とグリーンゾーンに対する攻撃はここ数カ月間に増え、
イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害された後に一層活発化している、
ということである。
次回(2)では、
砦に閉じこもった軍隊の末路について述べてあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「2・9総決起集会」
~「日・君」強制処分反対!労働運動への弾圧を許すな!~
■日時: 2020年2月9日(日)13時開場 13時30分開始
■場所: 東京しごとセンター 地下講堂
(JR飯田橋駅下車徒歩10分、地下鉄九段下駅下車徒歩5分)
■講演 :永嶋靖久弁護士(関西生コン弾圧反対弁護士)
<「日・君」強制と関西生コン労働運動つぶし攻撃>
●現場からの報告(少しかわりました)
・変形労働時間制と教育労働者の闘い
・義務制の教育現場から
・「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対して闘う
・ 国威発揚とオリンピック・パラリンピック教育の実情
・「君が代」被処分者たちと高校の現場
・高校生の闘い
●卒業式チラシまきの提案
(資料代 500円)
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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世界は、温暖化や中国発のコロナウィルスなどで大きく揺らいでいる。
そうした中で中東情勢も引き続き緊迫している。昨日(1月26日)は、
バグダッドの米大使館へロケット弾攻撃があり、負傷者も出た模様だ。
ところで、イラクに米軍が侵攻したのは2003年3月の事だった。
そして、米軍はフセイン政権を倒し、
イラクを政治・軍事的に支配するに至った。
あれから17年、その米軍はかつての勢いを失いつつある。
17年前の2003年、千葉高教組の「ひのきみ通信」には、
<マキャベリの『ローマ史論』から見たイラク戦争>
という論文が2回掲載された。
1回目は「ひのきみ通信」87号(2003年4月5日)、
2回目は「ひのきみ通信」93号(2003年11月29日)。
そこでは、結局のところアメリカ軍は
敗れるだろうということを述べていた。
2回に分けて紹介しますので、
少し長いのですが、興味のある方はお読みください。
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マキャベリの『ローマ史論』から見たイラク戦争(1)
筆者:stylo rouge
3月20日、国連の決議もなく、
国際法をも無視して始まった米英軍によるイラク侵略戦争が、
長期化の様相を示している。
そして、米英軍によるイラク民衆の殺害が増加している。
戦争は今後どの様な展開を見せるのかはわからない。
しかし、すでにこの段階で、アメリカ本国からも、
「今回の作戦は誤りではなかったのか」という声が上がり始め、
米英を始め世界各地では反戦運動が高まりつつある。
日本でも高校生たちが声を上げ始めている。
イラクでは米英軍に対する民兵の攻撃や、自爆攻撃まで起きている。
さらにアラブ世界からは義勇兵が多数イラクに入っているとの情報もある。
しかも、たとえ米英軍が勝利し、首都バグダッドを占領したとしても、
果たして、空爆で多数のイラク市民を殺害している米英軍が
イラクの民衆に歓迎されるかどうかは分からない。
しかも長期化すれば、補給線の確保も困難となり、
砂嵐や暑さにより作戦も困難を極めることになるだろう。
どうやら、戦争は米英軍にとって厳しいものになりそうである。
ところで、今から約500年前、イタリアのマキャベリは『ローマ史論』
(1513年頃執筆開始、1519年頃完成)というものを書いている。
マキャベリと言えば『君主論』(1513年頃執筆)で有名だが、
この本はそれと重複する部分もあるが、
それよりもいっそう幅広いテーマを論じてあり、学ぶところの多い本である。
この本の中で、マキャベリは戦争についてもいくつかの重要な指摘をしている。
そこで、今回のイラク戦争について、この本を参考に少し考えてみたい。
いずれも引用(岩波文庫から)が少し長くなりますが、
内容をつかんで頂くために、辛抱して読んで頂きたい。
まずマキャベリは、金銭の差が戦争の勝敗を決めるという
当時の「通説」に対し、次のようなことを述べている。
「何が一番間違っているといっても、世間一般の考えるように、
金銭が戦の原動力だと言うことほど間違っているものはない。
・・・・巨万の財宝をもっていれば十分に防戦ができると信じており、
仮に金さえあれば戦に勝てるものとすればダレイオスはアレクサンドロスに勝ち、
ギリシャ人はローマ人を打ち負かし、
降って現代ではシャルル豪王はスイス人を打ち破り、
さらに極最近では法王とフィレンツェ人とは力を合わせて
法王ジウリオの甥フランチェスコ・マリーアをウルビノの戦いに
撃破したり出来たはずだということを一向考えようともしないからである。
ところが今ここに申し述べた人たちはおしなべて、
精兵を重んじ金は戦の原動力などとは考えていなかった人たちに叩きのめされているのである。」。
アメリカは確かに世界一の超大国で金持ちである。
一方イラクは小国で長年の経済制裁で貧乏にさせられている。
しかし、だからと言って金持ちアメリカが必ず勝つとは言えないということだろう。
しかも、イラクには「精兵」がいるとのことである。
マキャベリは次に、大砲だけで戦争の運命が決められる時代になったという
当時の「通説」に対して、こう述べている。
「一般に流布せられている見解、すなわち、あの当時に大砲があったとしたら、
ローマ人はああ簡単に諸国を征服してそれらの人民を貢納国にしたり、
あるいはあれほど遠くまで征伐に出掛けることができなくなっていたに違いない
・・・更に世間では、この火器を使えば人間もその武勇を示す余地がなく、
昔の時代に見せたような華々しい武者ぶりを見ることができなくなったと言う。
最後に人は、現今では戦よも昔より遙かに面倒になったこと、
合戦に当たってもその当時と同じ陣立てを最早踏襲することができないこと、
大砲だけで戦の運命が決められる時代になったことなどを主張する。」
「象隊及び車組の類は乱闘のまっただ中に飛び込んできて
縦横無尽にひっかき回したものだが、
大砲の方はただ合戦の序幕に使われるにすぎないし、
砲撃が始まれば徒士組は地形を利用して身を隠したり、
或いは地面に伏せたりして、その損害を避けることができる。
経験によって見るのに、砲撃は大きな大砲を使う場合は特に効果がないことが分かった。」
「大砲は昔ながらの勇気をもつ軍勢にとっては有利であるが、
勇気に欠けた軍勢が勇猛果敢な相手と戦う場合には、
全く物の役に立たぬものであると私は結論する次第である。」
アメリカは確かに大型高性能兵器を大量に使いイラクを攻撃した。
「衝撃と恐怖」作戦である。そして当初、アメリカの指導者層や多くの評論家は、
味方の犠牲は最小限で、戦争はすぐ終わるだろうと言っていた。
しかし、そうはなっていない。
マキャベリは「大砲は・・・・・勇気に欠けた軍勢が勇猛果敢な相手と戦う場合には、
全く物の役に立たぬものである」と述べているが、
これが500年の時を経て、今回証明されるのであろうか。
マキャベリはまた、「攻撃される危険の或る場合、国の内外、
その何れにおいて戦うのを有利とするか」という問題を提起し、
次のように述べている。
「仮にローマ人がイタリアの地でハンニバルに叩き伏せられた三大敗戦を、
ガリアの土地で演じていたとしたら、
とっくの昔にローマ人は滅亡していたに違いない。
それというのも、イタリアにおいて行ったように敗残兵を
取りまとめる方策が全く立たないからであり、
手元に残った軍勢で敵に立ち向かうこともできないからである。
・・・ドイツではキンブリ族がローマ人を打ち破ったが、
ローマは救いの手を伸ばすことができなかった。
ところが彼らがイタリアに足を踏み入れると、
ローマは敗残兵をことごとくまとめて之にぶつからせ、
この敵を殲滅してしまった。
スイス人でも国外へは三、四千人しか出せないから之を打ち破るのは
何でもない話しだが、国内では一万の兵を狩り催すことができるから、
これを打ち負かすのは容易な業ではない。
ここに改めて結論すれば、常に武器を持ち戦の用意をしている
臣民をもつ君主は手強い強敵は之を自国内で撃退すべきであって、
断じて之を逆襲してはならないと言いたい。
しかし丸腰の臣民たちが不適当な国に住んでいる場合の君主は、
できるだけその領地に戦禍の及ばぬようにしなければならない。」
イラクは確かにかつてクェートに侵攻し、打ち破られた。
しかし、今回は国外へは兵を出さず、国内で米英の侵略軍と戦っているのである。
マキャベリは小国スイスでも、
国内で「これを打ち負かすのは容易な業ではない」と言っている。
米英軍が「武器を持ち戦の用意をしている」イラクを打ち負かすのは、
まさに「容易な業ではない」であろう。
以上、マキャベリの『ローマ史論』を通して今回のイラク戦争を見てきた。
ところで、、『君主論』という本の題名から想像されるように、
「マキャベリと言えば、君主主義者だったのではないか。
『ひのきみ通信』に彼からこんなにも引用するのは、
『日の丸・君が代』対策委員会も君主主義を認めるのではないか」
などと思われる方もいるかも知れない。
しかし、彼は根本のところ実は共和主義者だったのである。
そこで最後に、『ひのきみ通信』に相応しいように、
そのことをも紹介しておこう。
彼は『ローマ史論』の中で、このことに関して次のように述べている。
「かのアテナイがペイシストラトスの専制政治を排除して
以来百年の歳月の間いかに隆昌を極めたかは、
見る者をして感嘆にたえざらしむるところであるが、
それに劣らず賛嘆これを久しくさせるものは、
ローマがその王を斥けてからのあの偉大な興隆ぶりである。
その理由は訳もなく会得できる。個人的な利益ではなく公共の福祉こそ
国家の隆昌をもたらすということである。
その公共の福祉は、ただ共和国にいてのみ尊重せられることは言をまたない。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近のニュースによると、イラクでは、
米大使館とグリーンゾーンに対する攻撃はここ数カ月間に増え、
イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害された後に一層活発化している、
ということである。
次回(2)では、
砦に閉じこもった軍隊の末路について述べてあります。
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「2・9総決起集会」
~「日・君」強制処分反対!労働運動への弾圧を許すな!~
■日時: 2020年2月9日(日)13時開場 13時30分開始
■場所: 東京しごとセンター 地下講堂
(JR飯田橋駅下車徒歩10分、地下鉄九段下駅下車徒歩5分)
■講演 :永嶋靖久弁護士(関西生コン弾圧反対弁護士)
<「日・君」強制と関西生コン労働運動つぶし攻撃>
●現場からの報告(少しかわりました)
・変形労働時間制と教育労働者の闘い
・義務制の教育現場から
・「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対して闘う
・ 国威発揚とオリンピック・パラリンピック教育の実情
・「君が代」被処分者たちと高校の現場
・高校生の闘い
●卒業式チラシまきの提案
(資料代 500円)