今年読んだ本のナンバー1は・・それは、「井上ひさし対談集」(岩波書店、1999年)。
特に黒澤明監督との対談ー「ユーモアの力・生きる力」(『全集 黒澤明』第六巻1988年より)がすごい!
《井上ひさし
死ぬ直前、この世の思い出に黒澤映画を一本、観ていいといわれたら、ずいぶん迷いながらも、たぶん「素晴らしき日曜日」を選ぶだろうという気がします。当時、まだ少年でしたけど、なにか生きるということについて重要な指針を与えられたように思います。その映画を人生の出口で、もう一度観てみたい・・》(「井上ひさし対談集」より)
《井上
エリア・カザンが「映画はエスペラント語だ。映画は人々の間の障壁を取り払う」と書いていましたが、けだし名言ですね。
いい映画なら世界中の人たちに見てもらえるというのに、この金余り日本国の政治家や資本家は何をしているのでしょうか。
国際化なんて簡単なことです。世界中の人たちに役に立つもの、世界中の人たちが楽しくなるようなものを作ればいいだけの話ですから。そのものはといえば20世紀最大の表現形式である映画に決まっています。》(「同上」)
それを実際に国や地方の強力な支援で成し遂げたのが、韓国だった!
日本でもまた、映画立国や芸術立国を目指す地方があってもいいのではないか?夕張等の赤字地方公共団体が多い北海道などは最適の地方ではないのか?
現在ではまだ映像化が可能なテキヤ(飴細工師)と見世物小屋の自伝的作品ー「間道」を是非映画化して欲しい!
特に黒澤明監督との対談ー「ユーモアの力・生きる力」(『全集 黒澤明』第六巻1988年より)がすごい!
《井上ひさし
死ぬ直前、この世の思い出に黒澤映画を一本、観ていいといわれたら、ずいぶん迷いながらも、たぶん「素晴らしき日曜日」を選ぶだろうという気がします。当時、まだ少年でしたけど、なにか生きるということについて重要な指針を与えられたように思います。その映画を人生の出口で、もう一度観てみたい・・》(「井上ひさし対談集」より)
《井上
エリア・カザンが「映画はエスペラント語だ。映画は人々の間の障壁を取り払う」と書いていましたが、けだし名言ですね。
いい映画なら世界中の人たちに見てもらえるというのに、この金余り日本国の政治家や資本家は何をしているのでしょうか。
国際化なんて簡単なことです。世界中の人たちに役に立つもの、世界中の人たちが楽しくなるようなものを作ればいいだけの話ですから。そのものはといえば20世紀最大の表現形式である映画に決まっています。》(「同上」)
それを実際に国や地方の強力な支援で成し遂げたのが、韓国だった!
日本でもまた、映画立国や芸術立国を目指す地方があってもいいのではないか?夕張等の赤字地方公共団体が多い北海道などは最適の地方ではないのか?
現在ではまだ映像化が可能なテキヤ(飴細工師)と見世物小屋の自伝的作品ー「間道」を是非映画化して欲しい!