朝になるときまっていつも
駐車場にうずくまってじっと
僕の顔を見上げる子猫がいる
毎朝その子猫に話かけたい欲望にかられる
ぼくがまだ学生の頃飼ってて
よく二階の窓から放り投げた
子猫にも似ている
今年の春ジョギング中に
いつまでも啼きながら
ついてきた子猫にも似ている
ぼくが”不幸せ”と名づけたその子猫は
今朝もまた
ふらりとどこからかやってきて
僕の顔を見上げている
まるで
シュレジンガーの猫みたいに
僕の顔を見上げている子猫
駐車場にうずくまってじっと
僕の顔を見上げる子猫がいる
毎朝その子猫に話かけたい欲望にかられる
ぼくがまだ学生の頃飼ってて
よく二階の窓から放り投げた
子猫にも似ている
今年の春ジョギング中に
いつまでも啼きながら
ついてきた子猫にも似ている
ぼくが”不幸せ”と名づけたその子猫は
今朝もまた
ふらりとどこからかやってきて
僕の顔を見上げている
まるで
シュレジンガーの猫みたいに
僕の顔を見上げている子猫