詩　　　母のために

旨い味噌汁ができた時にはふっと
いまは亡き母を思い出す

昭和一桁生まれの母なので
その思い出話しはどれも哀調を帯びていた
ある日なけなしの米を炊いたら
蛆虫が入ってたけど空腹なので全部食べたとか

もうとうの昔に亡くなってる母だけど
遠い目をした母の夢を時々みる

亡くなる瞬間まで
四つ違いで行方知れずだった兄のことを
あれこれ心配していた母

世の中の人がみんな母のようだったなら
戦争なんて金輪際起きないことだろう
世の中はもっと素晴らしくなるだろう

良心を無くしたような女性与党政治屋もいるけど
例外的な欲ボケ女と思いたい
平和の礎は子を愛する母たちだと信じる



最新の詩　　毒々しい悪の花が

原発からの放射能が降り注ぎ
どこもかしこもが奇形児だらけになる

国家的詐欺による
貧乏人や餓死者が満ちあふれる路上に
武器や税金で大儲けする
財閥財界の戦争屋やカルトどももまた

したり顔の物知りは嫌になるほどに増え
他人の悪口を言いちらし弱者を食い物にする
卑劣なやつらはそれ以上に増えた

いまや彼らの主戦場はネットになり
世界中に拡散途上中だ

ぼくらの頭はいよいよ鶏に似て尖ってくる
ぼくらの汚物や毒で一杯の身体には
いよいよ嫌になるほど
毒々しい悪の思想と毒々しい花々が咲きそろう



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→トヨタではよく「当たり屋リスト」が回ってきたが・・