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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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最も社会の暗部の病院!

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<医療事故から逃亡する四街道・徳洲会病院?>
 息子を東芝病院の医療事故で奪われて、その無念を背負って生きている筆者の下に、第二の東芝病院そのもののような病院があることが分かった。遺族の了解のもとで逐次公開していく。既に一報を流したところだが、隠蔽して逃げ切ろうとしている大病院は、千葉県四街道市にある徳洲会病院。数年前、全国的に話題をまき散らした徳洲会疑獄の牙城の一つでもある。誠意ゼロに遺族が強く反発、事故が表面化したものだ。東芝医療事故は、2010年のことだが、いまだに一片の反省、線香一本も上げない。悪逆非道な東芝経営の東芝病院を、徳洲会も見習おうというのだろうか。「明日は我が身」に襲い掛かる医療事故に対する身構えを、悲劇に泣き崩れる遺族が、医療無知な「明日は我が身」の我々に教えてくれてもいる。


<警察に通報しなかった徳洲会病院!>
 誠意ゼロの東芝病院に対して、筆者は週刊誌「週刊新潮」で手記を載せて、警鐘を鳴らしたが、効果はなかった。ついで、経済月刊誌「財界にっぽん」で1年以上、連載して警鐘キャンペーンを張ったが、これも無視された。恐ろしい東芝に対抗して、警視庁に刑事告訴した。
 警視庁の書類送検を東京地検検事の松本朗は、死因が不明と決めつけて不起訴にした。死因とは「司法解剖をしていないから」というのである。

 司法解剖が、病院の逃げ切り策の決め手なのだ。それゆえに、病院は事故死に対して、意図的に110番通報をしない。あたかも、やくざや強姦魔にレイプされた魅力的な女性が、それを進んで隠蔽するのに似ている。「木更津レイプ殺人事件」の被害者は、そうして最後は、突発性の大動脈りゅう破裂で即死した。
<遺族の気転で司法解剖に脱帽>
 「司法解剖」のための110番通報が、この日本では一番大事なことである。
 この教訓を今回は、遺族が忘れなかった。病院は死者をさっさと始末しようとしたが、遺族が司法解剖を強行した。3か月後に原因は判明するだろう。徳洲会は、東芝病院のように逃げることはできない。この機会に、日本の病院と医師に向かって叫びたい。「110番通報をすべし」と。嘘・隠ぺい・逃亡は、安倍晋三レベルで許されないことだと。この程度の医療倫理を守れないようでは、日本の医師・病院が、あの忌まわしい生体実験をした731部隊の軍医の後継者そのものだと、断罪されても抗弁できまい。
 110番通報しない病院は、その時点で事故・過失を認めたことなのだ。松本朗よ!君は東芝の走狗でしかなかったのだと、天下に公表したい。亡き息子への父親の正義的義務なのだ。
<帝京OB院長の患者遺族への説明責任なし>
 息子の父親は、息子の死に目に逢えなかった。親族の誰も。医師看護師らのポーズでしかない救命措置を見せつけられただけだった。徳洲会病院も同じだった。ただ、悲しみの衝撃でうろたえるだけだった筆者とは、今回は全く違った。

 既に、義弟の医療事故で最高裁まで持ち込んで、病院と医師と戦って、その敗因をしっかりと学んでいる遺族だ。いうなれば、医療事故死問題のプロなのだ。国土庁長官秘書官の経験者。官邸と平河町の内側で、人生を生き抜いてきた苦労人だ。迫力で太刀打ちできる人物など、いまの自民党にもいない。
 そんな遺族の怒りを前にしても、徳洲会病院は説明責任という、当然すぎる義務を果たしていない。院長は帝京大学OBという。帝京というと、息子を事故で植物人間にした病院である。医療倫理が問われかねない医師かもしれない。
<心電図を見せない誠意なしの徳洲会>
 「救命措置が正しいというのであれば、心電図を見せなさい」といえる患者遺族がいるだろうか。彼は、それを拒否する病院ゆえに、間違いなく医療事故死と断定できるのである。
 心電図を公表しない病院ということは、関係者が嘘の説明をしていることになる。
 プロは心電図から、死亡時刻その他を確認できる。病院側の嘘が判明してしまう。そのために、遺族の要求に応じようとしないのである。このことからも、病院側は、事実上、事故死を容認したことになる。
<アラームのモニターも隠蔽する徳洲会>
 東芝病院では、看護師が100分も息子の部屋に行かなくて、タンがのどに詰まっての窒息死だった。しかも、驚くべき失態は、警報装置・アラームを取り付けていなかった。
 徳洲会病院では、アラームを取り付けていた。アラームは鳴ったのだが、看護師センターに看護師がいなかったのだ。「50人ほどの患者に看護師二人体制」にも、病院管理に問題がある。看護師不足なのか、それを放置してきた病院なのか。
 ともかく、アラームが鳴っても、患者のところに行けなかったのだ。それも警報装置のモニターを見れば、素人でも一目瞭然である。遺族は「モニターを見せなさい」と要求しているが、病院は拒否している。
 心電図と警報装置をチェックすることが、患者側が知るべき必須の確認事項なのである。頷くばかりだ。これを拒否すれば、間違いなく医療事故である。東芝病院では、そうした対応が出来なかった。不甲斐ない父親だった。多くの国民はどうだろうか。
<救命措置にも重大過失か>
 そして、詰めの救命措置が、正しく行われたものか。担当看護師と当直医は、すべてを知る立場にあるが、病院側は、この真実を知る両者に蓋をかけてしまう。口封じである。その可能性を否定できない。

 この1年有余の安倍晋三の嘘答弁のようなことを、真実をしる当事者に命じることになるのだろう。
真実を吐けば、病院のイメージに傷がつくし、本人の立場も悪化する。双方の利害は一致する。
 東芝病院も、警視庁の捜査に嘘で応じた可能性が高い。8年もたつのに、誰一人、息子に線香さえも上げに来ないのだから。そういえば、帝京大学病院の教授・助教授も、21年になるのに一度も詫びようとしなかった。

 「頭を下げるな」が日本の病院・医師の倫理なのである。人間の命を預かる医療の世界が、このレベルであることに、日本人は気付くべきだ。無知は犯罪である。
<千葉県警捜査一課・四街道署が捜査開始>
 遺族の意志が通じたものか、千葉県警捜査一課と四街道署が捜査を開始している。東芝病院では、司法解剖を求めることに気付かなかったため、そうした事態に至らなかった。大いなる反省材料だ。
 医療事故を起こしても、嘘と隠蔽で逃げ切ることが出来る、という医の倫理は、患者の医療無知に起因している。だが、四街道の徳洲会は、まず逃げおおせることはできない。
 徳洲会疑獄はまだ、終わっていない。この事件を、真っ先に報道した筆者の責任でもある。第二の東芝病院を生み出す土壌を無くすことである。何事も、正義は勝つことである。
2018年5月21日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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