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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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 三月の詩(3)   ふるさとの海

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明日海へと行くと思うといつも
楽しすぎて眠れなかった

そぼ降る雨の下の海も
火酒のつまみには最適

夏になるといつも
仰向けに海面に浮かんで
水母のように目を瞑っていたくなる

水中眼鏡のすぐ近くへと
のんびりガヤ(メバル)たちが泳いでくる

いつも力一杯内臓を絞りだして齧り付いてた
海鼠の磯の香りがプンと香ってくる午後

嵐の予感が半島からやってくる


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