ひりひりした喉の渇きが
ついに脳天にまで達する
抹殺の時だというのに
死に切れずに這い回って命乞いしてる
殺すべきチャンスはとっくの昔に失われ
残こされた時すらもう僅かというのに
もうあとはないというのに
なにが哀しくていまだ足萎えのごとく
曖昧な配列のままの記憶に
おさらばする時がついにやってきた
とっくの昔に
お前たちに止めを刺すべきだったのだ
◆ルンペン放浪記『キューバ、夢の革命軍』ーhttp://ameblo.jp/uhi36845/entry-11536813218.html?frm_src=thumb_module
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六月の詩(9) あとがない
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