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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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忌野清志郎 と宇多田ヒカル   反対 金子光晴

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最近日本で妥協しなかった歌手は忌野清志朗と宇多田ヒカル・・誰ひとり忘れてもぼくは決して忘れない。ありがとう!宇多田ヒカル『SAKURAドロップス 』ー・・忌野清志朗『世の中がが悪くなってゆく』ー

世間などの評価には関係なく、金子光晴が子供時代からずっと好きだった・・
あらゆる権力権威に反対や、常識差別や「イジメ」など糞くらえと生き続けてきた。
アメリカ先住民の中で、雷の夢をみたシャーマンに最も親近感を覚える。彼らもまた、すべての事に反対し、自分の思いと反対をやらなければならなかった・・


     反対    金子光晴

僕は少年の頃
学校に反対だった。
僕は、いままた
働くことに反対だ。

ぼくは第一、健康とか
正義とかがきらひなのだ。
健康で正しいほど
人間を無精にするものはない

むろん、やまと魂は反対だ
義理人情もへどが出る。
いつの政府にも反対であり、
文壇画壇にも尻を向けてゐる。

なにしに生まれてきたと問はるれば、
躊躇なく答えよう。反対しにと。
ぼくは、東にゐるときは、
西にゆきたいと思ひ、

きもの左前、靴は右左、
袴はうしろ前、馬には尻をむいて乗る。
人のいやがるものこそ、僕の好物。
とりわけ嫌ひは、気の揃ふといふことだ。

僕は信じる。反対こそ、人生で
唯一つ立派なことだと。
反対こそ、生きていることだ。
反対こそ、じぶんをつかむことだ。   (金子光晴詩集『赤土の家』1919年発行より)

◆この世に一つしかない、自分たちの生命が殺されるのを認めるか否定するか・・だろ。もっと正確には、アメリカの属国家畜奴隷の自公民政権の言いなりになるかどうかだろう・・


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