山が三方を遮り
冬でも凍らない海がどこまでも広がっている
数え切れない丘がムカデのように走り
家々が谷という谷にへばりついている
寝そべって海をみるのが好きだった
晴れた日にはガヤが群れ遊ぶ突堤の上がいい
遠くで雉がないている
ぼくらが勝手にk2と名づけた山の方から
この山の源流も好きな場所のひとつ
断崖の裂け目から水が一滴また一滴滴り落ちる
ようこそ汚染だらけの世界へ!
見上げるとポプラ並木にはいつも二ノットの風
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詩−7− ようこそ汚染だらけの世界へ
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