今朝もまた
シュレディンガーの猫と戯れてる夢をみた
いつもどこにでもいるのに
決して姿を現さないシュレディンガーの猫
きみを追いかけて歩いた昼下がり路地から
遠く不揃いな島々が波の間にみえる
蜻蛉が飛んでいるから秋であり
解雇した天下り法務官僚への殺意燃え盛る秋である
お湯が薬缶から吹きこぼれるているから
まだ俺は生きているのだとわかる
決して武器がないから殺せなかったのではなく
臆病な猫だったからと・・
武器代どころか
お前たちを殺しにゆく交通費もなくなってしまってからわかる
↧
詩ー4− シュレディンガーの猫
↧