・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
=============================
昨日(8月28日)安倍首相が突然辞任を表明した。
理由は、持病の潰瘍性大腸炎が再発し、国民の負託に自信をもって
応えられる状態でなくなったから、だという。
しかし、これを真に受けるマスコミや評論家はかなりの「お人好し」である。
第一次安倍政権でも彼は突然の政権投げ出しをやった。
今回も結局は同じことである。
第二次安倍内閣発足以来、彼はアベノミクスや東京五輪、
そして9改憲を前面に出して政権を運営してきた。
昨年までは不祥事がいろいろあったが、野党の弱体化もあり、
何とか政権を維持し、今年年頭の所信表明演説は、
これまでの実績を自画自賛し、夏の東京五輪を前面に出し、
9条改憲を強調するものだった。
とくに五輪については「まさに復興五輪であります」、
「国民一丸となって、新しい時代へと、踏み出していこうではありませんか」
などと述べ、五輪を踏み台に9条改憲を強く進めようとしていた。
ところが、その後コロナ感染が広がり、
彼の目論見はことごとく外れるようになった。
3月には東京五輪は1年延期となり、5月にはIOC会長が
「東京五輪の再延期はない。開催できなければ中止」と明言した。
しかし、今に至っても世界中でコロナ感染はうなぎのぼりであり、
東京五輪は中止になる可能性が大である。
また、7月末に野党が要求した臨時国会も開かないので、
9条改憲も見通しが立たなくなってしまった。
またアベノミクスも破綻しつつある。
コロナによりグローバル経済は大きな打撃を受け、
最近の報告では、GDPは、アメリカが年率32.9%の下落、
EUが年率40.3%の下落、日本が年率27.8%の下落となっており、
いずれも戦後最大の下落率である。
にもかかわらず株価が暴落していないのは、
政府による莫大な対策費や補助金、日銀の株買い支えなどによる。
だから株高は一種のバブルである。
アベノミクスの「観光立国」
(2020年の東京五輪に向け、訪日外国人数2000万人を目指す)
などは、「何をか言わんや」となってしまった。
さらには、外交もほとんど行き詰まっている。
要するに安倍首相は、「もはやこれまで」、
というところまで追い詰められたのである。
だが、本当に信念のある政治家であれば、
討ち死にをしてでも自分の信念を貫くだろう。
しかし彼は、又同じように投げ出したのである。
それだけの政治家でしかなかったということだろう。
彼は会見冒頭発言の最後で、「治療によって何とか体調を万全とし、
新体制を一議員として支えてまいりたい」などと述べているが、
これは言い訳であり、責任放棄を自白している言葉に他ならない。
次回に続く。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(おしらせ)
『公開討論会「2020年コロナ下の学校現場」』(内容が多少変わりました)
<日時>2020年9月6日(日)13:00開場、13:30開会~
<場所>しごとセンター・地下講堂
<内容>①参加者からこの間の動きと現状を報告してもらう
②討論 ③まとめ
義務制、高校、特別支援学校の教員、
大学生、などの方々が参加予定です。
<対象>現場教職員をはじめ関心を持つ人々に広く集まってもらう。
<資料代>500円
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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昨日(8月28日)安倍首相が突然辞任を表明した。
理由は、持病の潰瘍性大腸炎が再発し、国民の負託に自信をもって
応えられる状態でなくなったから、だという。
しかし、これを真に受けるマスコミや評論家はかなりの「お人好し」である。
第一次安倍政権でも彼は突然の政権投げ出しをやった。
今回も結局は同じことである。
第二次安倍内閣発足以来、彼はアベノミクスや東京五輪、
そして9改憲を前面に出して政権を運営してきた。
昨年までは不祥事がいろいろあったが、野党の弱体化もあり、
何とか政権を維持し、今年年頭の所信表明演説は、
これまでの実績を自画自賛し、夏の東京五輪を前面に出し、
9条改憲を強調するものだった。
とくに五輪については「まさに復興五輪であります」、
「国民一丸となって、新しい時代へと、踏み出していこうではありませんか」
などと述べ、五輪を踏み台に9条改憲を強く進めようとしていた。
ところが、その後コロナ感染が広がり、
彼の目論見はことごとく外れるようになった。
3月には東京五輪は1年延期となり、5月にはIOC会長が
「東京五輪の再延期はない。開催できなければ中止」と明言した。
しかし、今に至っても世界中でコロナ感染はうなぎのぼりであり、
東京五輪は中止になる可能性が大である。
また、7月末に野党が要求した臨時国会も開かないので、
9条改憲も見通しが立たなくなってしまった。
またアベノミクスも破綻しつつある。
コロナによりグローバル経済は大きな打撃を受け、
最近の報告では、GDPは、アメリカが年率32.9%の下落、
EUが年率40.3%の下落、日本が年率27.8%の下落となっており、
いずれも戦後最大の下落率である。
にもかかわらず株価が暴落していないのは、
政府による莫大な対策費や補助金、日銀の株買い支えなどによる。
だから株高は一種のバブルである。
アベノミクスの「観光立国」
(2020年の東京五輪に向け、訪日外国人数2000万人を目指す)
などは、「何をか言わんや」となってしまった。
さらには、外交もほとんど行き詰まっている。
要するに安倍首相は、「もはやこれまで」、
というところまで追い詰められたのである。
だが、本当に信念のある政治家であれば、
討ち死にをしてでも自分の信念を貫くだろう。
しかし彼は、又同じように投げ出したのである。
それだけの政治家でしかなかったということだろう。
彼は会見冒頭発言の最後で、「治療によって何とか体調を万全とし、
新体制を一議員として支えてまいりたい」などと述べているが、
これは言い訳であり、責任放棄を自白している言葉に他ならない。
次回に続く。
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(おしらせ)
『公開討論会「2020年コロナ下の学校現場」』(内容が多少変わりました)
<日時>2020年9月6日(日)13:00開場、13:30開会~
<場所>しごとセンター・地下講堂
<内容>①参加者からこの間の動きと現状を報告してもらう
②討論 ③まとめ
義務制、高校、特別支援学校の教員、
大学生、などの方々が参加予定です。
<対象>現場教職員をはじめ関心を持つ人々に広く集まってもらう。
<資料代>500円
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク