たんぽぽ舎です。【TMM:No4012】
2020年8月25日(火)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
★1.「関電の再稼働は見通せず」と地元の福井新聞連日の記事
底なしの関電不正資金問題で地元も態度硬化
暑さピークの今でも原発は必要なし
最も多量の電気を必要とする季節でも「原発はいらない」
ことが実績として証明されている
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.「放射線防護とは何か~
ICRP勧告の歴史と福島第一原発事故の教訓~」
9/13(日)オンライン・シンポジウムのご案内
森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
★3.「5G」には絶対反対-健康を守ろう
政府や業界の甘言には惑わされないように
猛暑お見舞 藤川利子(西東京市)
★4.最後の17世紀の津波からの経過時間を考えると…
千島海溝の大地震「切迫している」
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識その360
島村英紀(地球物理学者)
★5.“核のごみ”事前調査検討…周辺3町村のトップが
再考するよう直談判 北海道寿都町…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★6.新聞より1つ
◆核のごみ 揺れる港町 昔はニシン、今は漁業と風力発電
北海道・寿都(すっつ)処分場調査へ応募検討
補助金「もらい逃げ」? 町長の狙い 推測
町議「国が許すか疑問」
水産加工業者ら不安…「核と観光、水産は共存できない」
(8月25日東京新聞22-23面「こちら特報部」より抜粋)
━━━━━━━
☆ 核発川柳【海に山何処に棄てるか放射能】 里見羊
━━━━━━━
※8/29(土)「木幡さんのお話と激励会」は都合により
延期とさせていただきます。日程が決まり次第お知らせ致します。
━━━━━━━
※8/31(月)アーサー・ビナードさん講演会
「ウイルスたちはどんな夢を見るのか」(残暑の日本を愛する会)
予約受付を終了致しました。
☆予約キャンセルの場合は、必ずご連絡をお願い致します。
━━━━━━━
※9/2(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!
日 時:9月2日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分 ※北ビルです!
南ビルではありません!
共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
2.「第84回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!
東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:9月2日(水)18:30より19:30
場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など137団体
※「新型コロナウイルス」対策を致します。
・マスク、フェイスシールドなどを着用して下さい。
・現場に手指消毒用ボトルを用意します。
・「密集」しないように参加者同士の間隔を空けて抗議します。
・参加される方は、ご自宅で検温の上、ご参加ください。
・体調に不安のある方は、無理をせず参加をお控え下さい。
━━━━━━━
※「メールマガジン4000号」を超えました。
読者の皆様からの「メールマガジン4000号に思う」という
メッセージを募集しております。(200字から500字程度)
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┗■1.「関電の再稼働は見通せず」と地元の福井新聞連日の記事
| 底なしの関電不正資金問題で地元も態度硬化
| 暑さピークの今でも原発は必要なし
| 最も多量の電気を必要とする季節でも「原発はいらない」
| ことが実績として証明されている
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
◎ 福井新聞は2020年8月24日(月)、福井で37度、敦賀で35度予想の
酷暑日に「地に落ちた信頼、40年超運転の壁に」と題した記事を
掲載した。
関西電力が美浜・高浜原発再稼働工程公表を示したことを受けて、
福井県の動向を取材したものだ。記事には「福井県内原発15基の現状」
を簡単に示した図も掲載されている。
それによれば、関電の原発全7基のうち稼働中は大飯4号(118万
kW)と高浜4号(87万kW)のみ。
記事は8月22日(土)の「40年超原発運転、地元同意見通せず」で
再稼働時期の延期を公表したことを受けてのもの。
こちらの記事も「関電役員らの金品受領問題で地元同意の見通しは
立っておらず、計画通り進むかは不透明だ。」との指摘をしている。
◎ 22日(土)の記事は21日(金)に関電が明らかにした「再稼働工程表」
について「工程の見直しで再稼働時期を再延期(三度目で美浜3号が
約3カ月、高浜1号が約5カ月延びた)」したことと地元の反応を
書いたもの。
今日8月25日(火)の記事は、2021年1月ごろと3月ごろに美浜
3号機と高浜1号機を相次いで再稼働させる工程表に関連し、県と第三
者委員会の調査をからめて記事にした。
それによれば『7月21日には関電の第三者委員会の調査でも分からな
かった子会社元社長らの金品受領が発覚』と、底なしの不正問題が
さらに明らかになったとしている。
『杉本達治知事は関電の金品受領問題を巡り「信頼関係がなければ
地元として前に進めない」と繰り返し表明しており、原則40年の期間を
超えた全国初の運転が事業者の想定通り実現するには高い壁がある。』
とし、現状は再稼働を前提とした県のチェック機関も具体的に再稼働に
向けて動かず、『県原子力安全専門委員会を開き、2~3カ月の議論を
経て独自に安全性などを細かくチェックするが、同委員会の今後の開催
時期について、県安全環境部の野路博之部長は「全くの未定」と
述べた。』
県の立場は関電からの調査報告を待っている段階であると
報じている。
◎ 関西地方も北陸地方も、今は台風8号の影響もあり、うだるような
暑さが続いている。
昨日も大阪の最高気温は35.7度、最低気温も27.8度と、酷暑日・
熱帯夜の暑さだったが、ピーク時電力使用量は2,685万kW、それに
対する供給力は3,057万kWで使用率87%で十分余裕があった。
今日8月25日(火)も同じような気候で、最大使用も2,670万kWの
予想に対し供給力3,033万kWで88%(関電「でんき予報」より)だから
余力がある。
◎ 仮に原発が全部止まって供給力がその分なくなっても、使用率は
94%程度になるだけだから、電力供給に何ら支障はない。
それでも不足する恐れがあるというならば、天候が良いのだから
ピーク時間帯の13時から14時を中心に日中は太陽光発電事業者から
卸電力市場で買えば良いだけだ。
最も多量の電気を必要とする季節でも、「原発はいらない」ことが、
日々実績として証明されている。
┗■2.「放射線防護とは何か~
| ICRP勧告の歴史と福島第一原発事故の教訓~」
| 9/13(日)オンライン・シンポジウムのご案内
└──── 森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
いつもともに歩んでくださる皆様へ
原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子です。皆様の各所での
ご尽力・ご活躍に心より感謝申し上げます。
さて、9月13日(日)に表題・添付のご案内の通り、オンライン・
シンポジウムに登壇させていただけることになりました。
京都訴訟共同代表や東京訴訟団長もご登壇されます。
また、オンラインということで、遠く海外からのご参加も可能です。
ご関心のある方はぜひ奮ってご参加いただけましたらと思います。
<オンライン・シンポジウム>のご案内
「放射線防護とは何か~
ICRP勧告の歴史と福島第一原発事故の教訓~」??
日 時:2020年9月13日(日)10時30分~13時30分
会 場:オンラインにて開催(参加方法は下記に記載)
国際放射線防護委員会(ICRP)は、2つの勧告関連文書
(Pub.109&111)の改訂作業を進め、2019年6月に「大規模な原子力
事故における人と環境の放射線防護」という改訂草案を公表した。
草案はチェルノブイリ原発事故と福島原発事故に対するICRP側
からの総括に基づき、今後過酷事故が生じても原子力推進の枠組みが
持続できるように放射線防護概念の修正を試みたものである。
本シンポジウムはこの改訂草案を批判的に吟味するとともに、
ICRPに提出された300にも及ぶ草案へのパブリック・コメントから
浮かび上がる市民や被害者の立場に立つ放射線防護とは何かを考える
ために企画された。
なお、本シンポジウムは、新コロナウィルス感染防止のため中止と
なった日本科学史学会第67回年会で予定されていたシンポジウムを
一部修正してオンライン開催するものである。
<シンポジウム・プログラム>
司 会:柿原 泰(東京海洋大学)
開催趣旨とネット開催の経緯:
オーガナイザー藤岡 毅(大阪経済法科大学)
第一部 ICRPの批判的検討
1.イントロダクション:柿原 泰
2.ICRPの歴史と報告書改訂草案の問題点:高橋博子(奈良大学)
3.ICRPにおける防護概念の本質は何か:瀬川嘉之(高木学校)
4.勧告改訂草案における福島核災害の記述・取り入れの問題点:
濱岡 豊(慶應義塾大学)
休息
第二部 ICRP改訂草案に対するパブリック・コメント
5.ICRPに提出されたパブリック・コメントの全体的特徴:藤岡 毅
6.市民のための放射線防護の要件とは-
パブコメからみえるもの:上田昌文(市民科学研究室)
第三部 歴史家・科学者・写真家・原発被害者からのコメント
・ノーマ・フィールド(シカゴ大名誉教授・文学)
・山内知也(神戸大学・放射線物理)
・林 衛(富山大学・科学コミュニケーション)
・飛田晋秀(写真家・三春町在住)
・鴨下祐也(避難生活をまもる会)
・福島敦子(原発賠償京都訴訟原告団共同代表)
・森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表) 全体討論終了の挨拶
★シンポ参加希望者申し込みサイト
( https://www.secure-cloud.jp/sf/1591771089SiNbsGVh )
?(お問い合わせ:藤岡毅?e-mail:? jcf10563@nifty.com? )?
必要な方に必要な情報が広く届きますように・・・
周知のご協力も重ねてお願い申し上げます。
┗■3.「5G」には絶対反対-健康を守ろう
| 政府や業界の甘言には惑わされないように
| 猛暑お見舞
└──── 藤川利子(西東京市)
柳田さん・皆さん
猛暑お見舞申し上げます。台風到来か・・災害も・地震も心配です。
何時も精力的にご活動いただき、大変勉強になり有難うございます。
皆さん お身体を大切に
ところで、今「5G」※が、便利・便利と宣伝されていますが、
便利さが強調され、タッチレス改札など「5G」で便利になる
というのか?
「キャッシュレス」も、電気が止まれば、何も買えなくなるの
では・・・
いまの「4G」の周波数6ギガヘルツから、「5G」では、一気に
30から100ギガヘルツになる。電磁波(周波数)が最大16倍。
「5G」の40から60ギガヘルツは、酸素分子に作用する。心臓発作や
脳梗塞、突然死が推測され、今でも、電磁波過敏症(EHS)の
人たちが、苦しんでおり、電気を全て切ってしか生活できない方も
いる・・・
西東京市内でも、基地局の建設の話があり、月10万円の保障とか、
地主が断ってくれましたが、簡単に移行できることもあるやに
心配です。原発と同じです。
「5G」には、絶対反対しないと大変なことになります。
皆さん、研究して発信して下さい。
政府や業界の甘言には、惑わされないように、健康を守りましょう。
※事故情報編集部より補足
「5G」:「第5世代移動通信システム」。
使用周波数が「4G」よりも高くなり、到達距離が短くなるため、
基地局を大幅に増やす必要があると言われている。150から200mおきに
基地局が必要になるという試算も。必然的に電磁波の量が激増する。
┗■4.最後の17世紀の津波からの経過時間を考えると…
| 千島海溝の大地震「切迫している」
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識その360
└──── 島村英紀(地球物理学者)
この4月に発表されたのが千島海溝の巨大地震だが、その後、忘れ
去られている。首都圏などで地震が続いたり、新型コロナウィルスの
ためだ。
これは、過去6000年間に起きた津波による堆積物を分析した結果を
取り入れたものだ。陸地で穴を掘って過去の津波で海からの砂が
上がってきていないかを調べた。
日本で地震計を使った地震観測が始まったのは明治年間の1885年
である。それまでは機械による観測はなく、それゆえ地震の震源も
大きさも正確な記録がない。
プレートは同じように押して来ているわけだから、同じような
海溝型の地震が繰り返して起き続けていたはずだ。どんな大きさの地震
がいつ起きたのか、という昔の地震の繰り返しの歴史を知って、
これから起きる地震の予知にも役立てようとしているのである。
このため、昔の地震について知るために昔の記録や日記から地震の
歴史を調べる調査がある。歴史地震学という分野だ。古文書は過去の
地震や津波の貴重な記録である。
ところが、古くから都のあった近畿地方では歴史の資料が豊富で
数多くの地震が記録されているが、歴史の資料が少ない地方では
知られている地震の数が少ない。
もちろん、記録に残っている地震が少ないといって、その地方で
発生した地震が少ないわけではない。
たとえば北海道ではわずか200年前の地震の記録は、もうない。19世紀
になっても遺跡に頼らないと昔の地震が調べられないことがある。
これは人口が少なく、そのうえ文字を持たない先住民族が文字記録を
残してこなかったせいだ。東北地方でも同じだ。
札幌市が行っていた遺跡調査で、石狩地震(1834年)での液状化の
跡が見つかった。ここは、いまは住宅地の中にある札幌市内北部の
北海道大学農場だ。液状化ゆえ震度6だった可能性が強い。
震源から20キロも離れた札幌市内でこれだけの震度だったことから、
マグニチュード(M)6.4と思われていた地震はもっと大きかったことが
分かった。
ちなみに当時は内陸にある札幌にはほとんど人が住んでいなかった。
日本海に面した海岸沿いだけにわずかな人が住んでいただけだった。
このため北海道や東北地方では、人が残した記録のない昔に、津波が
どのくらい上がってきたかの調査が大事になる。
4月の末に発表された調査では、北海道から東北沖の海溝型の巨大
地震の間隔が300~400年で起きていた。
最後の17世紀の津波からの経過時間を考えて、最大クラスの津波を
生む地震が「切迫している」と発表された。「切迫」といっても、数年
以内かもしれないし百年を超えるかもしれない。現在の見積もりはまだ
あいまいなのである。
今回の調査で、北海道から青森、岩手にかけて12~13世紀と17世紀に
それぞれ30メートル級の津波が起きたことが分かった。そのほか、
北海道から東北地方の太平洋沖で6000年がさかのぼれた。
そもそも地震の歴史は、日本人が住み着いて記録を残してからに
比べてずっと長い。
私たちが知らない昔の地震が数多く起きていたのである。
(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より8月14日の記事)
┗■5.“核のごみ”事前調査検討…周辺3町村のトップが
| 再考するよう直談判 北海道寿都町…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.“核のごみ”事前調査検討…周辺3町村のトップが
再考するよう直談判 北海道寿都町
8/24(月)20:47配信「HBCニュース」北海道放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dd779b3fac5d948c2e59f7949a34e958ae49f24
2.女川原発再稼働「容認できず」県内11の市民団体が仙台市に要望
8/24(月)12:24配信「仙台放送」
https://news.yahoo.co.jp/articles/15a215e47077180ddcfdb69009da904d37574d12
┗■6.新聞より1つ
└────
◆核のごみ 揺れる港町 昔はニシン、今は漁業と風力発電
北海道・寿都(すっつ)処分場調査へ応募検討
補助金「もらい逃げ」? 町長の狙い 推測 町議「国が許すか疑問」
水産加工業者ら不安…「核と観光、水産は共存できない」
寿都(すっつ)町。北海道西部の日本海に面した人口2900人の小さな
港町が揺れている。
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に
向けた文献調査に手を挙げることを検討していると分かったからだ。
どんな町なのか。大騒ぎになると分かっていながら、なぜ核のごみに
関わろうというのか。町を歩いた。(後略)
(8月25日東京新聞22-23面「こちら特報部」より抜粋)
2020年8月25日(火)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
★1.「関電の再稼働は見通せず」と地元の福井新聞連日の記事
底なしの関電不正資金問題で地元も態度硬化
暑さピークの今でも原発は必要なし
最も多量の電気を必要とする季節でも「原発はいらない」
ことが実績として証明されている
山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.「放射線防護とは何か~
ICRP勧告の歴史と福島第一原発事故の教訓~」
9/13(日)オンライン・シンポジウムのご案内
森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
★3.「5G」には絶対反対-健康を守ろう
政府や業界の甘言には惑わされないように
猛暑お見舞 藤川利子(西東京市)
★4.最後の17世紀の津波からの経過時間を考えると…
千島海溝の大地震「切迫している」
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識その360
島村英紀(地球物理学者)
★5.“核のごみ”事前調査検討…周辺3町村のトップが
再考するよう直談判 北海道寿都町…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★6.新聞より1つ
◆核のごみ 揺れる港町 昔はニシン、今は漁業と風力発電
北海道・寿都(すっつ)処分場調査へ応募検討
補助金「もらい逃げ」? 町長の狙い 推測
町議「国が許すか疑問」
水産加工業者ら不安…「核と観光、水産は共存できない」
(8月25日東京新聞22-23面「こちら特報部」より抜粋)
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☆ 核発川柳【海に山何処に棄てるか放射能】 里見羊
━━━━━━━
※8/29(土)「木幡さんのお話と激励会」は都合により
延期とさせていただきます。日程が決まり次第お知らせ致します。
━━━━━━━
※8/31(月)アーサー・ビナードさん講演会
「ウイルスたちはどんな夢を見るのか」(残暑の日本を愛する会)
予約受付を終了致しました。
☆予約キャンセルの場合は、必ずご連絡をお願い致します。
━━━━━━━
※9/2(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!
日 時:9月2日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分 ※北ビルです!
南ビルではありません!
共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
2.「第84回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!
東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:9月2日(水)18:30より19:30
場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など137団体
※「新型コロナウイルス」対策を致します。
・マスク、フェイスシールドなどを着用して下さい。
・現場に手指消毒用ボトルを用意します。
・「密集」しないように参加者同士の間隔を空けて抗議します。
・参加される方は、ご自宅で検温の上、ご参加ください。
・体調に不安のある方は、無理をせず参加をお控え下さい。
━━━━━━━
※「メールマガジン4000号」を超えました。
読者の皆様からの「メールマガジン4000号に思う」という
メッセージを募集しております。(200字から500字程度)
━━━━━━━
┗■1.「関電の再稼働は見通せず」と地元の福井新聞連日の記事
| 底なしの関電不正資金問題で地元も態度硬化
| 暑さピークの今でも原発は必要なし
| 最も多量の電気を必要とする季節でも「原発はいらない」
| ことが実績として証明されている
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
◎ 福井新聞は2020年8月24日(月)、福井で37度、敦賀で35度予想の
酷暑日に「地に落ちた信頼、40年超運転の壁に」と題した記事を
掲載した。
関西電力が美浜・高浜原発再稼働工程公表を示したことを受けて、
福井県の動向を取材したものだ。記事には「福井県内原発15基の現状」
を簡単に示した図も掲載されている。
それによれば、関電の原発全7基のうち稼働中は大飯4号(118万
kW)と高浜4号(87万kW)のみ。
記事は8月22日(土)の「40年超原発運転、地元同意見通せず」で
再稼働時期の延期を公表したことを受けてのもの。
こちらの記事も「関電役員らの金品受領問題で地元同意の見通しは
立っておらず、計画通り進むかは不透明だ。」との指摘をしている。
◎ 22日(土)の記事は21日(金)に関電が明らかにした「再稼働工程表」
について「工程の見直しで再稼働時期を再延期(三度目で美浜3号が
約3カ月、高浜1号が約5カ月延びた)」したことと地元の反応を
書いたもの。
今日8月25日(火)の記事は、2021年1月ごろと3月ごろに美浜
3号機と高浜1号機を相次いで再稼働させる工程表に関連し、県と第三
者委員会の調査をからめて記事にした。
それによれば『7月21日には関電の第三者委員会の調査でも分からな
かった子会社元社長らの金品受領が発覚』と、底なしの不正問題が
さらに明らかになったとしている。
『杉本達治知事は関電の金品受領問題を巡り「信頼関係がなければ
地元として前に進めない」と繰り返し表明しており、原則40年の期間を
超えた全国初の運転が事業者の想定通り実現するには高い壁がある。』
とし、現状は再稼働を前提とした県のチェック機関も具体的に再稼働に
向けて動かず、『県原子力安全専門委員会を開き、2~3カ月の議論を
経て独自に安全性などを細かくチェックするが、同委員会の今後の開催
時期について、県安全環境部の野路博之部長は「全くの未定」と
述べた。』
県の立場は関電からの調査報告を待っている段階であると
報じている。
◎ 関西地方も北陸地方も、今は台風8号の影響もあり、うだるような
暑さが続いている。
昨日も大阪の最高気温は35.7度、最低気温も27.8度と、酷暑日・
熱帯夜の暑さだったが、ピーク時電力使用量は2,685万kW、それに
対する供給力は3,057万kWで使用率87%で十分余裕があった。
今日8月25日(火)も同じような気候で、最大使用も2,670万kWの
予想に対し供給力3,033万kWで88%(関電「でんき予報」より)だから
余力がある。
◎ 仮に原発が全部止まって供給力がその分なくなっても、使用率は
94%程度になるだけだから、電力供給に何ら支障はない。
それでも不足する恐れがあるというならば、天候が良いのだから
ピーク時間帯の13時から14時を中心に日中は太陽光発電事業者から
卸電力市場で買えば良いだけだ。
最も多量の電気を必要とする季節でも、「原発はいらない」ことが、
日々実績として証明されている。
┗■2.「放射線防護とは何か~
| ICRP勧告の歴史と福島第一原発事故の教訓~」
| 9/13(日)オンライン・シンポジウムのご案内
└──── 森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
いつもともに歩んでくださる皆様へ
原発賠償関西訴訟原告団代表の森松明希子です。皆様の各所での
ご尽力・ご活躍に心より感謝申し上げます。
さて、9月13日(日)に表題・添付のご案内の通り、オンライン・
シンポジウムに登壇させていただけることになりました。
京都訴訟共同代表や東京訴訟団長もご登壇されます。
また、オンラインということで、遠く海外からのご参加も可能です。
ご関心のある方はぜひ奮ってご参加いただけましたらと思います。
<オンライン・シンポジウム>のご案内
「放射線防護とは何か~
ICRP勧告の歴史と福島第一原発事故の教訓~」??
日 時:2020年9月13日(日)10時30分~13時30分
会 場:オンラインにて開催(参加方法は下記に記載)
国際放射線防護委員会(ICRP)は、2つの勧告関連文書
(Pub.109&111)の改訂作業を進め、2019年6月に「大規模な原子力
事故における人と環境の放射線防護」という改訂草案を公表した。
草案はチェルノブイリ原発事故と福島原発事故に対するICRP側
からの総括に基づき、今後過酷事故が生じても原子力推進の枠組みが
持続できるように放射線防護概念の修正を試みたものである。
本シンポジウムはこの改訂草案を批判的に吟味するとともに、
ICRPに提出された300にも及ぶ草案へのパブリック・コメントから
浮かび上がる市民や被害者の立場に立つ放射線防護とは何かを考える
ために企画された。
なお、本シンポジウムは、新コロナウィルス感染防止のため中止と
なった日本科学史学会第67回年会で予定されていたシンポジウムを
一部修正してオンライン開催するものである。
<シンポジウム・プログラム>
司 会:柿原 泰(東京海洋大学)
開催趣旨とネット開催の経緯:
オーガナイザー藤岡 毅(大阪経済法科大学)
第一部 ICRPの批判的検討
1.イントロダクション:柿原 泰
2.ICRPの歴史と報告書改訂草案の問題点:高橋博子(奈良大学)
3.ICRPにおける防護概念の本質は何か:瀬川嘉之(高木学校)
4.勧告改訂草案における福島核災害の記述・取り入れの問題点:
濱岡 豊(慶應義塾大学)
休息
第二部 ICRP改訂草案に対するパブリック・コメント
5.ICRPに提出されたパブリック・コメントの全体的特徴:藤岡 毅
6.市民のための放射線防護の要件とは-
パブコメからみえるもの:上田昌文(市民科学研究室)
第三部 歴史家・科学者・写真家・原発被害者からのコメント
・ノーマ・フィールド(シカゴ大名誉教授・文学)
・山内知也(神戸大学・放射線物理)
・林 衛(富山大学・科学コミュニケーション)
・飛田晋秀(写真家・三春町在住)
・鴨下祐也(避難生活をまもる会)
・福島敦子(原発賠償京都訴訟原告団共同代表)
・森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表) 全体討論終了の挨拶
★シンポ参加希望者申し込みサイト
( https://www.secure-cloud.jp/sf/1591771089SiNbsGVh )
?(お問い合わせ:藤岡毅?e-mail:? jcf10563@nifty.com? )?
必要な方に必要な情報が広く届きますように・・・
周知のご協力も重ねてお願い申し上げます。
┗■3.「5G」には絶対反対-健康を守ろう
| 政府や業界の甘言には惑わされないように
| 猛暑お見舞
└──── 藤川利子(西東京市)
柳田さん・皆さん
猛暑お見舞申し上げます。台風到来か・・災害も・地震も心配です。
何時も精力的にご活動いただき、大変勉強になり有難うございます。
皆さん お身体を大切に
ところで、今「5G」※が、便利・便利と宣伝されていますが、
便利さが強調され、タッチレス改札など「5G」で便利になる
というのか?
「キャッシュレス」も、電気が止まれば、何も買えなくなるの
では・・・
いまの「4G」の周波数6ギガヘルツから、「5G」では、一気に
30から100ギガヘルツになる。電磁波(周波数)が最大16倍。
「5G」の40から60ギガヘルツは、酸素分子に作用する。心臓発作や
脳梗塞、突然死が推測され、今でも、電磁波過敏症(EHS)の
人たちが、苦しんでおり、電気を全て切ってしか生活できない方も
いる・・・
西東京市内でも、基地局の建設の話があり、月10万円の保障とか、
地主が断ってくれましたが、簡単に移行できることもあるやに
心配です。原発と同じです。
「5G」には、絶対反対しないと大変なことになります。
皆さん、研究して発信して下さい。
政府や業界の甘言には、惑わされないように、健康を守りましょう。
※事故情報編集部より補足
「5G」:「第5世代移動通信システム」。
使用周波数が「4G」よりも高くなり、到達距離が短くなるため、
基地局を大幅に増やす必要があると言われている。150から200mおきに
基地局が必要になるという試算も。必然的に電磁波の量が激増する。
┗■4.最後の17世紀の津波からの経過時間を考えると…
| 千島海溝の大地震「切迫している」
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識その360
└──── 島村英紀(地球物理学者)
この4月に発表されたのが千島海溝の巨大地震だが、その後、忘れ
去られている。首都圏などで地震が続いたり、新型コロナウィルスの
ためだ。
これは、過去6000年間に起きた津波による堆積物を分析した結果を
取り入れたものだ。陸地で穴を掘って過去の津波で海からの砂が
上がってきていないかを調べた。
日本で地震計を使った地震観測が始まったのは明治年間の1885年
である。それまでは機械による観測はなく、それゆえ地震の震源も
大きさも正確な記録がない。
プレートは同じように押して来ているわけだから、同じような
海溝型の地震が繰り返して起き続けていたはずだ。どんな大きさの地震
がいつ起きたのか、という昔の地震の繰り返しの歴史を知って、
これから起きる地震の予知にも役立てようとしているのである。
このため、昔の地震について知るために昔の記録や日記から地震の
歴史を調べる調査がある。歴史地震学という分野だ。古文書は過去の
地震や津波の貴重な記録である。
ところが、古くから都のあった近畿地方では歴史の資料が豊富で
数多くの地震が記録されているが、歴史の資料が少ない地方では
知られている地震の数が少ない。
もちろん、記録に残っている地震が少ないといって、その地方で
発生した地震が少ないわけではない。
たとえば北海道ではわずか200年前の地震の記録は、もうない。19世紀
になっても遺跡に頼らないと昔の地震が調べられないことがある。
これは人口が少なく、そのうえ文字を持たない先住民族が文字記録を
残してこなかったせいだ。東北地方でも同じだ。
札幌市が行っていた遺跡調査で、石狩地震(1834年)での液状化の
跡が見つかった。ここは、いまは住宅地の中にある札幌市内北部の
北海道大学農場だ。液状化ゆえ震度6だった可能性が強い。
震源から20キロも離れた札幌市内でこれだけの震度だったことから、
マグニチュード(M)6.4と思われていた地震はもっと大きかったことが
分かった。
ちなみに当時は内陸にある札幌にはほとんど人が住んでいなかった。
日本海に面した海岸沿いだけにわずかな人が住んでいただけだった。
このため北海道や東北地方では、人が残した記録のない昔に、津波が
どのくらい上がってきたかの調査が大事になる。
4月の末に発表された調査では、北海道から東北沖の海溝型の巨大
地震の間隔が300~400年で起きていた。
最後の17世紀の津波からの経過時間を考えて、最大クラスの津波を
生む地震が「切迫している」と発表された。「切迫」といっても、数年
以内かもしれないし百年を超えるかもしれない。現在の見積もりはまだ
あいまいなのである。
今回の調査で、北海道から青森、岩手にかけて12~13世紀と17世紀に
それぞれ30メートル級の津波が起きたことが分かった。そのほか、
北海道から東北地方の太平洋沖で6000年がさかのぼれた。
そもそも地震の歴史は、日本人が住み着いて記録を残してからに
比べてずっと長い。
私たちが知らない昔の地震が数多く起きていたのである。
(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より8月14日の記事)
┗■5.“核のごみ”事前調査検討…周辺3町村のトップが
| 再考するよう直談判 北海道寿都町…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.“核のごみ”事前調査検討…周辺3町村のトップが
再考するよう直談判 北海道寿都町
8/24(月)20:47配信「HBCニュース」北海道放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dd779b3fac5d948c2e59f7949a34e958ae49f24
2.女川原発再稼働「容認できず」県内11の市民団体が仙台市に要望
8/24(月)12:24配信「仙台放送」
https://news.yahoo.co.jp/articles/15a215e47077180ddcfdb69009da904d37574d12
┗■6.新聞より1つ
└────
◆核のごみ 揺れる港町 昔はニシン、今は漁業と風力発電
北海道・寿都(すっつ)処分場調査へ応募検討
補助金「もらい逃げ」? 町長の狙い 推測 町議「国が許すか疑問」
水産加工業者ら不安…「核と観光、水産は共存できない」
寿都(すっつ)町。北海道西部の日本海に面した人口2900人の小さな
港町が揺れている。
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に
向けた文献調査に手を挙げることを検討していると分かったからだ。
どんな町なのか。大騒ぎになると分かっていながら、なぜ核のごみに
関わろうというのか。町を歩いた。(後略)
(8月25日東京新聞22-23面「こちら特報部」より抜粋)