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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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民主党政権にも及ばなかった「戦後最長の景気拡大」の嘘 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)

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感染者増大、豪雨、台風…やるべきことは山積み(安倍首相)/(C)日刊ゲンダイ

 一瞬目を疑った。

 どちらかといえば現政権寄りといわれるあの産経新聞が、「緊急事態宣言の解除後、安倍晋三首相の存在が希薄に映る」と断じ、「自分の言葉で国民に語りかけるべきである」と書いたのだ。いや、最初は厳しい論調に見えて、結果的に提灯記事なのはよくあること、と思いきや。

 会見しても、具体的な指標は次回に持ち越した分科会の尾身会長を「のんきに過ぎないか」と切って捨て、都医師会の尾崎会長の「一刻も早く国会を開いて」という意見に賛同し、「国会はもっと働くべきだ」と提言した。

 さらに返す刀で、のらりくらりと逃げる政府に「それでは泥棒を捕らえて縄をなうどころか、逃した後に次の泥棒に備えて縄をなうがごときの遅さだ」とバッサリ。なんだこれは。日刊ゲンダイかと見まがうほどの切れ味ではないか。

 そして最後に「『Go To トラベル』は一時停止すべきである」とまで言ってのけた。至極まっとうである。

 こちらとすれば、ドラマ「半沢直樹」で大和田常務が半沢に協力するような展開に、何か裏があるのかと勘繰りたくもなるが、まあここはその意気や良しとする。

 実際日増しに感染者数は増大し、地方自治体は必死の対応だが、病床数は逼迫を通り越して崩壊寸前。梅雨は明けたが、豪雨の災害地域にはこれからまた台風が襲い掛かる。議論しなければいけないことはいくらでもあるだろうに、小さい頃から勉強が嫌いだった安倍総理は国会での答弁も嫌いらしく、早い段階で側近に「臨時国会はやらないから」と呟いたとか。

 3カ月で3万人を少し超えるぐらいだった感染者数は、今や1日1000人超のペースで増えていて、1カ月でこれまでの3カ月分をクリアしてしまう勢いだ。

 その間安倍総理は、会見らしい会見もせずに、最近はもっぱら記者の前を通り過ぎる時にわざとらしく呼び止められて一言喋るというヤラセ寸劇会見で喋るだけ。先日も「高い緊張感を持って注視している」と言っていたが、これも「責任を痛感している」と同じだ。結局この人は全身全霊を注いで「ただ感じて見ているだけ」なのだ。一歩たりとも動きはしない。

 日曜日に#安倍やめろ、というハッシュタグがそこそこに盛り上がっていたが、まずは国会を開けと思っていた私はその流れに乗り遅れた。今こそ言う。

 まずは臨時国会を開き必要な法整備をして、それから#安倍やめろ。

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