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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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詩  まるでこの列車は

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まるでこの列車は
地獄行きの列車かと
ふっと目覚める真昼の車窓

ガタンと揺れるたびに
時給千円の十数時間の仕事で
くたくたに疲れ切った身体が
座席から放り出されそうになる

快速や特急を待っている
列車のドアからは
腋臭のような都会の熱風

各駅停車のガラガラ列車に
どこからか流れてくるレゲエと
高校生カップルのひそひそ声

まるでこの列車は
地獄から生還の列車だなと見上げたら
はるかにとおい真昼の半月

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