船の上の愚か者に
海へ落ちてゆく残照が降り注ぐ
その愚か者は
足許の波へとため息する
愚か者という言葉こそは
坂口安吾への最大の賛辞だから
あるがままの自由こそが
自然のまんまの詩なのに
殺しさえを止めよとうしないのは
いったいなんのせいだろうか
自然界にはあるはずが無い
利子で肥え太る金
自然界に存在しない数十万の化合物で汚された地球は
いつしか人類に牙を剥くことだろう
海へ落ちてゆく残照が降り注ぐ
その愚か者は
足許の波へとため息する
愚か者という言葉こそは
坂口安吾への最大の賛辞だから
あるがままの自由こそが
自然のまんまの詩なのに
殺しさえを止めよとうしないのは
いったいなんのせいだろうか
自然界にはあるはずが無い
利子で肥え太る金
自然界に存在しない数十万の化合物で汚された地球は
いつしか人類に牙を剥くことだろう