・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
==============================
前回のメールでは、安倍政権の暴政が尽きないことを述べ、
ロックの『統治二論』からそれに関する記述を紹介した。
その中で、ロックは、「法が終わるところ、暴政が始まる」と述べ、
「社会のそもそもの指名によって権威を与えられていないのに、
新しい法を導入したり、古い法を覆したりする者は誰でも、
それによって法が作られた権力を否認し、転覆させ、
新しい立法部を樹立することになるのであろう」と述べていた。
しかし、現在暴政を続ける安倍政権はなかなか倒れない。
「こんなにでたらめばかりしているのにどうして倒れないのだろう」
という声もよく聞く。
そして日本の人々に対して悲観論に陥る人もいる。
この問題について、ロックは前回紹介した最後の文章の後に、
次のように述べている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第二に私は、そうした革命が、公的なことがらに関する
些細な不手際があるたびごとに起こることはないと答えよう。
支配者の側に大きな失政があっても、多くの不正かつ不都合
な法があっても、人間の弱さに由来するどんな過失があっても、
人民は、反抗もせず、不平も言わずに耐え忍ぶであろう。
しかし、長く続く一連の悪政、言い逃れ、策謀がすべて
同じ方向を辿っているために、その意図が人民の目に
明らかになり、人民が、自分たちがどんな状態の下に
置かれているかを悟らざるをえなくなった場合、
人民が自ら決起し、統治が最初に設立されたときの目的を
自分たちのために保証してくれる人々の手に
支配権を移そうとすることは決して不思議ではないのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これがピューリタン革命(1642)と名誉革命(1688)の
動乱期を生き抜いたジョン・ロック(1632~1704)の見解である。
また、ロックはその後の所で、
抵抗の仕方についての貴重な見解を述べているので、
それも紹介しておきたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
攻撃に対して、一撃を受け止めるための盾だけをもって
立ち向かったり、剣を手にすることなく、
攻撃者の自信と力とを低下させるための何かもっと
丁重な姿勢で立ち向かったりする者は、
たちまちのうちにその抵抗に行き詰ってしまうであろうし、
また、そんな防衛ではもっとひどい扱いを招くのが落ち
だということに気づくであろう。
これは、ユヴェナーリス(ローマの風刺詩人:渡部注)
が馬鹿げた戦いの仕方だと考えた
「お前が殴るなら、いくらでも殴られてやるさ」
と同様に、抵抗の馬鹿げた方法である。
そして、そのような戦いの結果は、彼〔ユヴェナーリス〕がそこで
次のように描いたのと間違いなく同じものになることはであろう。
あわれな男の自由とはこんなもの。
さんざん殴られ、打ちのめされて、
わずかでも歯のあるうちに帰してくださいと、
ただ平伏して哀願する。
人が殴り返すことは許されないというような
想像上の抵抗の行き着く先は、いつもこんなものであろう。
従って、抵抗を許される者は、殴ることも許されなければならない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そしてロックは最後に、革命が勝利した後にはどうなるかについて
以下のように述べ、この書を結んでいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、人民は、至高の存在として行動する権利を手にし、
立法権を自分たちのうちに置き続けるか、
新しい形態の統治を打ち立てるか、
それとも、古い形態の統治の下でそれを新たな人々に委ねるかを、
自分たちがよいと考えるところに従って
決定する権利をもつことになるのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人類は、歴史の中で多くのことを学んできた。
今から330年も前に書かれたロックのこの書もまた、
現代に生きる私たちに色々なことを教えてくれる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【五輪への子どもたちの強制動員に反対する都教委要請行動】
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)
<日時> 2月28日(金)16:00~
<集合時間・場所:15:30 ・都庁第一庁舎1階ロビー>
*要請文などがありましたら持参してください
**要請会場が未定の場合は、直接都教委(第二庁舎16階)に行きます。
<連絡先(当日も)> 080-5672-1735(渡部)
========================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
========================
東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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(このメールはご迷惑を承知で多くの方々に発信します。
ご迷惑な方は止めますのでご連絡ください。)
*********************************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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前回のメールでは、安倍政権の暴政が尽きないことを述べ、
ロックの『統治二論』からそれに関する記述を紹介した。
その中で、ロックは、「法が終わるところ、暴政が始まる」と述べ、
「社会のそもそもの指名によって権威を与えられていないのに、
新しい法を導入したり、古い法を覆したりする者は誰でも、
それによって法が作られた権力を否認し、転覆させ、
新しい立法部を樹立することになるのであろう」と述べていた。
しかし、現在暴政を続ける安倍政権はなかなか倒れない。
「こんなにでたらめばかりしているのにどうして倒れないのだろう」
という声もよく聞く。
そして日本の人々に対して悲観論に陥る人もいる。
この問題について、ロックは前回紹介した最後の文章の後に、
次のように述べている。
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第二に私は、そうした革命が、公的なことがらに関する
些細な不手際があるたびごとに起こることはないと答えよう。
支配者の側に大きな失政があっても、多くの不正かつ不都合
な法があっても、人間の弱さに由来するどんな過失があっても、
人民は、反抗もせず、不平も言わずに耐え忍ぶであろう。
しかし、長く続く一連の悪政、言い逃れ、策謀がすべて
同じ方向を辿っているために、その意図が人民の目に
明らかになり、人民が、自分たちがどんな状態の下に
置かれているかを悟らざるをえなくなった場合、
人民が自ら決起し、統治が最初に設立されたときの目的を
自分たちのために保証してくれる人々の手に
支配権を移そうとすることは決して不思議ではないのである。
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これがピューリタン革命(1642)と名誉革命(1688)の
動乱期を生き抜いたジョン・ロック(1632~1704)の見解である。
また、ロックはその後の所で、
抵抗の仕方についての貴重な見解を述べているので、
それも紹介しておきたい。
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攻撃に対して、一撃を受け止めるための盾だけをもって
立ち向かったり、剣を手にすることなく、
攻撃者の自信と力とを低下させるための何かもっと
丁重な姿勢で立ち向かったりする者は、
たちまちのうちにその抵抗に行き詰ってしまうであろうし、
また、そんな防衛ではもっとひどい扱いを招くのが落ち
だということに気づくであろう。
これは、ユヴェナーリス(ローマの風刺詩人:渡部注)
が馬鹿げた戦いの仕方だと考えた
「お前が殴るなら、いくらでも殴られてやるさ」
と同様に、抵抗の馬鹿げた方法である。
そして、そのような戦いの結果は、彼〔ユヴェナーリス〕がそこで
次のように描いたのと間違いなく同じものになることはであろう。
あわれな男の自由とはこんなもの。
さんざん殴られ、打ちのめされて、
わずかでも歯のあるうちに帰してくださいと、
ただ平伏して哀願する。
人が殴り返すことは許されないというような
想像上の抵抗の行き着く先は、いつもこんなものであろう。
従って、抵抗を許される者は、殴ることも許されなければならない。
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そしてロックは最後に、革命が勝利した後にはどうなるかについて
以下のように述べ、この書を結んでいる。
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そして、人民は、至高の存在として行動する権利を手にし、
立法権を自分たちのうちに置き続けるか、
新しい形態の統治を打ち立てるか、
それとも、古い形態の統治の下でそれを新たな人々に委ねるかを、
自分たちがよいと考えるところに従って
決定する権利をもつことになるのである。
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人類は、歴史の中で多くのことを学んできた。
今から330年も前に書かれたロックのこの書もまた、
現代に生きる私たちに色々なことを教えてくれる。
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【五輪への子どもたちの強制動員に反対する都教委要請行動】
(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)
<日時> 2月28日(金)16:00~
<集合時間・場所:15:30 ・都庁第一庁舎1階ロビー>
*要請文などがありましたら持参してください
**要請会場が未定の場合は、直接都教委(第二庁舎16階)に行きます。
<連絡先(当日も)> 080-5672-1735(渡部)
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