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Channel: 詩人PIKKIのひとこと日記&詩
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生きるか殺されるのかの瀬戸際だ

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明日もやっぱり仕事へとゆくことだろう
たぶん這ってでも
これ以上休むと
首が飛んでしまうせいもあるが

痛いけれども動けないほどじゃない
一年の間に何度も職務放棄したりする首相や
信念をコロコロ変えてほほん笑いながら
議員をやっている政治屋先生たちや
巧言利殖の官僚たちとは違うのだ

身体の痛みがないと他者の痛みがわからず
心の痛みがないと
堕落してゆくのが人間なのかもしれない

派遣という業態を考えたのはサッチャー政権のとき
ヨーロッパでは働き方が違っても
社会保障としての年金制度には必ず入っていて
どんな働き方をしても一定の期間条件さえ満たせば
年金を受け取れる仕組みになっていた

ところが日本では
アルバイトパートよりは一見待遇がよさそうだが
せいぜい使えない労災保険に加入できるだけ
10年かけて資本が用意した使い捨て制度は
米国ではもっときつくてリストラは当たり前

しかし就業待機扱いで
景気回復すればイの一番に雇い入れてもらえる
日本ではこれさえもない
総評が屈服する形で連合を作った報いだ

この国を私利私欲で無茶苦茶にしてきた閨閥化した政官財や
政官財の御用大マスコミやアメリカの利益代弁者や
労働者弱者を飯の種にしてきた従来の組合宗教団体等のすべてに
「NO」を突きつけなければならない時代だ
もはや生きるか殺されるのかの瀬戸際だ

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