いつの時代にも
不明なものと心に沁みいるものが
境界線上でせめぎ合う
そぼ降る雨の森でいつまでも
五月雨の音を聞いていた時のように
波立ち止まないまま見上げている
ぼくらが旅立つことで忘れてきたのは
決して戻ることのできない場所だろうか
それとも
風に聞いてみるしかない
星さえもまるで見えない
夜の渚の流木のうえでは
不明なものと心に沁みいるものが
境界線上でせめぎ合う
そぼ降る雨の森でいつまでも
五月雨の音を聞いていた時のように
波立ち止まないまま見上げている
ぼくらが旅立つことで忘れてきたのは
決して戻ることのできない場所だろうか
それとも
風に聞いてみるしかない
星さえもまるで見えない
夜の渚の流木のうえでは