<超軍拡の概算要求見積もり季節に符合>
「まだ新聞テレビは、北朝鮮の単距離ミサイルについて、ああだこうだといって脅威論を煽っている。金儲けの仕事とはいえひどすぎる」と官邸の裏事情に通じる清和会OBは連日、文句たらたらである。
この季節が霞が関にとってどのような季節なのか。事情通であれば、よく理解できる。そう予算の概算要求見積もりをする季節なのだ。がぜん防衛省は意気上がる。超軍拡の概算見積もりに財務省も抵抗できない。北ミサイル騒動のおかげである。結果、貧困層など弱者の人々の命は、確実に奪われて行っている。
<笑いが止まらないトランプ・シンゾウ=日米産軍体制>
手あかのついた軍事評論家というイカサマにとっても、大金を稼げるシーズンだとしても、なんともひどすぎて泣けてしまう。北ミサイルのピント外れのテレビ論争騒ぎに、平和を願う多くの市民は、どうしてよいのか、肝心の野党がバラバラなので、ひたすら怒り食うだけのようだ。
こんな日本に誰がした?答えは、あなたとあなたのような、無数の国民であると回答せざるを得ない。
その中には、平和のための「人間革命」を読んできた、たくさんの信濃町の人たちも含まれている。そのことを参院選で、野原善正は大誓堂の前で叫んだばかりである。
超軍拡予算に笑いが止まらない、われらのシンゾウとトランプである。日米の産軍複合体の暴利は、もちろん、天文学的である。10%消費税もその一翼を担わされるだろう。
の商人ほど悪魔的ビジネスはないだろう。人間同士の殺し合いを狂喜する精神はどのようなものか。身近なところで、たとえば三菱財閥関係者に質問してみるといいのかもしれない。
<「再選と四選向けに空前のリベート」と専門家>
中村長芳をご存知か。A級戦犯容疑者から首相の座を射止めた岸信介の秘書で、政界で知らないものはいなかった。
彼との接触はなかったが、彼から薫陶を受けた清和会秘書から、彼が後輩のために指導した秘書らしい秘書の基本姿勢を聞いたことがある。ちなみに、福田赳夫が創立した清和会の古参秘書で、中村を知らない者はいない。中村は、永田町で秘書の見本のようなワル人物だった。
黒い疑惑だらけの岸のもとで、その疑惑の渦中で利権アサリを巧妙にし抜いた人物が、中村長芳といっていい。その言い分は、実にふるっていた。
「君ら清和会秘書としてだな、何をするか。それは塀の上を歩いて、金集めをすることが、秘書の本分である」
まじめな日本人が聞いたら、おそらく腰を抜かすだろう。純情な日本人は「政治家は国民の代表として、憲法を尊重して、法律に準じて立派な仕事をしている人」と考えるだろう。大学で法学部に籍を置いた貧乏学生は、そう信じて政界の取材を始めたものだから、この中村の言動に怒り狂ったものである。
1991年10月に「代議士秘書残酷物語」(エール出版)を書いたが、この取材で中村の途方もない言動を耳にしたものである。
秘書たるもの違法行為を承知で金集めを、親父に代わってする。アベ晋太郎時代のシンゾウもそうだったものか。
<破憲の政治屋=軍事利権=売国奴>
そういえば「塀の上を歩く金バッジの面々」(ぴいぷる社)が処女作であるが、現役記者でありながら、よくぞこれほど大胆な本を書いたものか、われながら自分を誉めたい気分である。
この本を参考にした社会部の記者やフリーランス・ジャーナリストは多かったはずである。東京タイムズは、それでも首にしなかった素晴らしい新聞社だった。
ところで、この中村の金集めの一つが、軍用利権のリベートだった。軍用機の部品の輸入からも、リベートを取っていたというからすごい。「同じことが繰り返されているとすれば、四選向けの資金におつりがくるだろう」とは清和会OBの指摘だ。おそらくトランプにすれば、来年の再選向けの莫大な資金が集まることになるのだが?
モリカケごときで責任を感じるようなシンゾウでないことが、このような風土を前提にすれば、容易にわかるだろう。
中国脅威論と北朝鮮脅威論で超軍拡予算を編成してきた自公内閣は、来年も空母「出雲」を先頭に、空前の予算を編成することになろう。2019年危機を象徴するような北ミサイル騒動ではある。
2019年7月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
今日、名古屋のイオンに買い物に行って、福島のコメが高く積まれて販売していた。怒りでイオンの不買運動をしたくなった。8月2日、名古屋地裁にて福島原発事故避難者の会・愛知から福島原発事故損害賠償請求訴訟愛知・岐阜、提訴から6年1か月
「まだ新聞テレビは、北朝鮮の単距離ミサイルについて、ああだこうだといって脅威論を煽っている。金儲けの仕事とはいえひどすぎる」と官邸の裏事情に通じる清和会OBは連日、文句たらたらである。
この季節が霞が関にとってどのような季節なのか。事情通であれば、よく理解できる。そう予算の概算要求見積もりをする季節なのだ。がぜん防衛省は意気上がる。超軍拡の概算見積もりに財務省も抵抗できない。北ミサイル騒動のおかげである。結果、貧困層など弱者の人々の命は、確実に奪われて行っている。
<笑いが止まらないトランプ・シンゾウ=日米産軍体制>
手あかのついた軍事評論家というイカサマにとっても、大金を稼げるシーズンだとしても、なんともひどすぎて泣けてしまう。北ミサイルのピント外れのテレビ論争騒ぎに、平和を願う多くの市民は、どうしてよいのか、肝心の野党がバラバラなので、ひたすら怒り食うだけのようだ。
こんな日本に誰がした?答えは、あなたとあなたのような、無数の国民であると回答せざるを得ない。
その中には、平和のための「人間革命」を読んできた、たくさんの信濃町の人たちも含まれている。そのことを参院選で、野原善正は大誓堂の前で叫んだばかりである。
超軍拡予算に笑いが止まらない、われらのシンゾウとトランプである。日米の産軍複合体の暴利は、もちろん、天文学的である。10%消費税もその一翼を担わされるだろう。
の商人ほど悪魔的ビジネスはないだろう。人間同士の殺し合いを狂喜する精神はどのようなものか。身近なところで、たとえば三菱財閥関係者に質問してみるといいのかもしれない。
<「再選と四選向けに空前のリベート」と専門家>
中村長芳をご存知か。A級戦犯容疑者から首相の座を射止めた岸信介の秘書で、政界で知らないものはいなかった。
彼との接触はなかったが、彼から薫陶を受けた清和会秘書から、彼が後輩のために指導した秘書らしい秘書の基本姿勢を聞いたことがある。ちなみに、福田赳夫が創立した清和会の古参秘書で、中村を知らない者はいない。中村は、永田町で秘書の見本のようなワル人物だった。
黒い疑惑だらけの岸のもとで、その疑惑の渦中で利権アサリを巧妙にし抜いた人物が、中村長芳といっていい。その言い分は、実にふるっていた。
「君ら清和会秘書としてだな、何をするか。それは塀の上を歩いて、金集めをすることが、秘書の本分である」
まじめな日本人が聞いたら、おそらく腰を抜かすだろう。純情な日本人は「政治家は国民の代表として、憲法を尊重して、法律に準じて立派な仕事をしている人」と考えるだろう。大学で法学部に籍を置いた貧乏学生は、そう信じて政界の取材を始めたものだから、この中村の言動に怒り狂ったものである。
1991年10月に「代議士秘書残酷物語」(エール出版)を書いたが、この取材で中村の途方もない言動を耳にしたものである。
秘書たるもの違法行為を承知で金集めを、親父に代わってする。アベ晋太郎時代のシンゾウもそうだったものか。
<破憲の政治屋=軍事利権=売国奴>
そういえば「塀の上を歩く金バッジの面々」(ぴいぷる社)が処女作であるが、現役記者でありながら、よくぞこれほど大胆な本を書いたものか、われながら自分を誉めたい気分である。
この本を参考にした社会部の記者やフリーランス・ジャーナリストは多かったはずである。東京タイムズは、それでも首にしなかった素晴らしい新聞社だった。
ところで、この中村の金集めの一つが、軍用利権のリベートだった。軍用機の部品の輸入からも、リベートを取っていたというからすごい。「同じことが繰り返されているとすれば、四選向けの資金におつりがくるだろう」とは清和会OBの指摘だ。おそらくトランプにすれば、来年の再選向けの莫大な資金が集まることになるのだが?
モリカケごときで責任を感じるようなシンゾウでないことが、このような風土を前提にすれば、容易にわかるだろう。
中国脅威論と北朝鮮脅威論で超軍拡予算を編成してきた自公内閣は、来年も空母「出雲」を先頭に、空前の予算を編成することになろう。2019年危機を象徴するような北ミサイル騒動ではある。
2019年7月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
今日、名古屋のイオンに買い物に行って、福島のコメが高く積まれて販売していた。怒りでイオンの不買運動をしたくなった。8月2日、名古屋地裁にて福島原発事故避難者の会・愛知から福島原発事故損害賠償請求訴訟愛知・岐阜、提訴から6年1か月