赤い月が昇ってくるといつも
流れ去るばかりの車窓に
ちょっぴりだけ郷愁が灯る
母が入院する病院へ向かう途中
赤い月と虫の音に頬吹かれながら
遮って飛ぶ蝙蝠の群れをいつも見上げてた
飲んであちこち反吐を吐き散らし
月に吼えるおらを抱きしめて
「まるで狼男だね」と微笑んでくれた母sann
赤い月の夜には
なんだかすべてが物足りない
食い詰めたみすぼらしい浮浪者のおいらには
すべては流れさる風の中の塵芥になる
おらの信念はずっと昔から
「明日はきっとくたばるにはいい日」だ
流れ去るばかりの車窓に
ちょっぴりだけ郷愁が灯る
母が入院する病院へ向かう途中
赤い月と虫の音に頬吹かれながら
遮って飛ぶ蝙蝠の群れをいつも見上げてた
飲んであちこち反吐を吐き散らし
月に吼えるおらを抱きしめて
「まるで狼男だね」と微笑んでくれた母sann
赤い月の夜には
なんだかすべてが物足りない
食い詰めたみすぼらしい浮浪者のおいらには
すべては流れさる風の中の塵芥になる
おらの信念はずっと昔から
「明日はきっとくたばるにはいい日」だ