<日本会議(財閥1%+神社本庁)暴政は3年以上前から>
過去において「戦後政治の総決算」と称した右翼・国家主義政権が存在したが、今の安倍・自公内閣は、そんなレベルではない。政治に無知な日本人や外国人は、このことさえ理解していない。日本会議を正確に分析しない新聞テレビと国会・裁判所の無能・無責任による。
日本会議の構成員は、1%財閥と国家神道を継承した神社本庁による、かなり不気味な勢力といえる。戦後に解体された財閥と廃止された国家神道が、ともに復活、超国家主義の軍国日本へと舵を切って航海している、と分析できる。
そのことを311の東日本大災害の追悼式が、筆者にも理解させてくれた。既に安倍・暴政は、6年にも及んでいるが、多数の国民は気付いていない。
昨日のネットで元外交官の指摘で、改めて判明した。世の中には、こうした真実を知っていながら、自らそれを指摘しようとしない卑怯者が多い。もう3年以上も前から、象徴天皇は日本会議によって排除されてきたのであろう。
<311追悼式から排除していた!>
安倍晋三は卑怯者である。東北災害見舞に行っても決して東電福島原発の現場に立たない。なぜか?放射能が怖いからである。東北に昭惠を連れて行かない。この6年間、昭惠の東北での、特に福島での姿を見たことがない。
安倍は311追悼式には参加するが、2017年の追悼式から平成天皇を排除していた。
凡人は天皇の国事行為について、無関心である。皇室・宮内庁・官邸は違う。憲法と国法が関係しているのだが、国民の象徴である平成天皇の出番のはずの追悼式に欠席していた。3回も、である。
安倍・日本会議と天皇家との対立を見てとれる。それでいて誰も指摘しなかった。この国には卑怯者が多すぎる。
<憲法尊重か排除かの対立か>
現天皇については、伊勢神宮参拝を私的に行えば文句などないが、それを除くと象徴天皇に徹してきたと思いたい。憲法の期待に応えてきた点で、国民に異論はない。
政教分離原則を死守すれば、もっとも好ましい天皇であった。皇位継承にからんでの、異様な宗教的儀式について、公金の使用をやめれば、日本共産党支持者も評価するに違いない。
新天皇にもいえることだが、宗教は私的に処理することが近代法の強い要請である。国際法の求める対応である。人間らしく振る舞うことが好ましい。お祓い神道を信じる日本人は、もはや1%だろう。
思うに、憲法認識の相違と思われる。象徴天皇に徹する平成天皇と、政治利用に徹する日本会議政権の対立であろう。
異論もある。「財閥はともかく神社本庁は、内部がガタガタ。不動産がらみの事件、富岡八幡宮事件、離脱する神社などで混乱の極み。そして問題の東北災害地の復興が、五輪で狂ってパッとしていない。天皇が列席すると、責任をかぶってしまう。天皇自身が欠席を判断したものだろう」「3兆円の除染作業による途方もない不正が行われている。福島の100人足らずの除染会社が、2014年から3年間で142億円の利益。うち8人の役員が77億円の収入を得ている。こんな復興に天皇が出られますか」
2019年3月13日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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