最新の詩 流れ星を見上げながら
様々な自販機があったり
忘れてた映画のDVDが観られたり
前に使った人のインターネット履歴が面白い図書館もある
図書館の新聞や雑誌を読むだけでも一日が暮れる
図書館にはいつも
絶望とそこからの脱出法を探しに行く
自分という肥大化したゴミ袋
文明文化の汚物で一杯のゴミタメからの脱出も兼ねて
どの人生も世界に一つしかないという信念がいよいよ怪しくなる
人生は寂れゆくばかりの廃市に建つ廃墟
宮沢賢治童話の中の電信柱だったならば
もっと美しいのかもしれない
けれどもぼくらは
どれもが怪しいという根源的な懐疑に目覚めてしまったので
ぼくら人間の図書館のほとんどは
誰にも知られることなく永遠の闇へと朽ち果ててゆく
なんと贅沢すぎる地獄か
地獄へと堕ちゆく流れ星ほどの真実もない人生か
地獄の底でも懸命に生き
やかまし過ぎる人間どもの営みか・・
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最新の詩 流れ星を見上げながら(要推敲)
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